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M4/3の世界で全力対抗するのだっ!!

オリンパスが新型ミラーレスカメラ「OM-D E-M5Ⅲ」と「PEN E-PL10」でフルサイズブームを追撃だっ!!

2019年10月17日 15時00分更新



 オリンパスは10月17日にマイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M5Ⅲ」と「PEN E-PL10」の2機種を発表した。ともに11月下旬に発売の予定である。

OM-D E-M5Ⅲ
2000万画素の撮像素子を搭載し
機能もフラッグシップと同等に

 「OM-D E-M5Ⅲ」は前モデル「E-M5Ⅱ」の発表から4年9カ月ぶりのモデルチェンジとなる。

 いちばんの進化点とは、搭載する撮像素子を上位モデル「O-MD E-M1 MarkⅡ」と同じ「2037万画素像面位相差AF搭載」に変更したこと。従来の「1605万画素コントラストAF」から、画素数アップにくわえ、121点オールクロスの測距点や動体追従などのAF性能も格段に向上している。

 「E-M1」シリーズより小型軽量ということで「E-M5」シリーズを愛用するユーザーも数多く、このサイズでAFの性能をアップして欲しいとの要望が寄せられていた。連写の最高速こそ「O-MD E-M1 MarkⅡ」には少し及ばないものの、今回のモデルチェンジはそんなユーザーの声に応えたことになる。

 撮影時重量(メディア・バッテリー込)は469gから414gと軽量化された。ボディーサイズは全体的に数ミリ程度大きくなっているが、その分グリップ(特に背面側のサムレスト)には十分なサイズがあり、ホールド感を向上させている。

 バッテリーは「OM-10」シリーズや「PEN」シリーズで採用している小型の「BLS-50」に変更された。公称値上の撮影可能枚数は通常時310枚と前モデルと同等になっているが、省電力モードでは750枚から660枚へと減少している。

 またオリンパス機では初の「ボディー内USB充電」を搭載した。端子はボディーサイズ重視のためUSB-CではなくmicroBとなっており、給電には対応していない。

 防滴防塵ボディーで手ブレ補正効果も約5段から5.5段に向上した。5000万画素相当の高解像度撮影ができる「ハイレゾショット」やシャツターを切る前の画像を記録できる「プロキャプチャー」などの高度な機能も搭載している。

 ボディーカラーはシルバーとブラックの2色。市場予想価格はボディーのみで税込16万5000円前後、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」とのレンズキットは20万円前後となっている。

 なお2020年1月13日までに購入すれば、ボディーのみで1万円。レンズキットでは1万5000円のUCギフトカードがキャシュバックされる。

PEN E-PL10
新機能「ファインチューン」で
効果を見ながらフィルターを調節可能に

 「PEN E-PL10」はスペック上やボディーデザインなどは前モデルから変更なく、小規模なマイナーチェンジに留まっているが、アートフィルターのUIが変更され、スライダーの上下で効果を変えることができ、より直感的に操作できるようになった。

 また以前はシーンモードのみだった静音撮影がすべてのモードで設定可能に。オプションの電波式フラッシュシステムにも対応した。

 ボディーカラーはシルバー・ブラック・ブラウンの3色。なおブラックでは従来機ではシルバーだった天板部もブラックに塗装された。

 市場想定価格はボディーのみ税込8万8000円前後。「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」とのレンズキット(ボディーカラーはブラックとブラウンのみ)は10万5000円前後、さらに「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」が加わったダブルズームキット(全色選択可能)は12万円前後となっている。

  こちらも2020年1月13日までの購入で、ボディーのみとレンズキットは5000円、ダブルズームキットは1万円のUCギフトカードをキャシュバックする。

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