週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ジョンソン・エンド・ジョンソン、「病のない未来」実現のための研究提案を公募

2019年10月11日 17時10分更新

 ジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーションは10月11日、武田薬品工業と湘南ヘルスイノベーションパークと共同で、「『病のない未来』を実現するための研究提案公募(World Without Disease Call for Proposal)」を開始すると発表。

 日本のライフサイエンス業界において、ヘルスケア・イノベーションを促進することを目的としたもの。応募者の条件は、日本を拠点とし、商業的に実装可能な医療ソリューションに発展させることを目指すスタートアップ、起業家、アカデミア、大学、研究所、企業であること。

 応募者の中から、日本国内に在住し、とくに革新性の高いサイエンスまたは技術がある最大5件の提案を選出。それぞれの受賞者に、研究助成金、湘南ヘルスイノベーションパーク内のラボとオフィススペース、ジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーションおよび湘南アイパークの専門家によるメンタリングやコーチングを提供する。

 日本には肺がん、乳幼児アレルギー、近視、神経科学、健康長寿などの分野で重大なアンメット・メディカル・ニーズが存在する。アンメット・メディカル・ニーズとは、有効な治療法が確立しておらず、医薬品などの開発も進んでいない医療ニーズのこと。本公募は、これらの分野で新しい技術やソリューションを発掘するために実施したという。予防や進展抑制、治療にパラダイムシフトを起こす可能性を秘めたイノベーションを見つけることを目指しているとのこと。

 Janssen Research & Development, LLCにおいて、World Without Disease Accelerator(WWDA)のグローバルヘッドを務めるベン・ヴィーガンド氏は「ジョンソン・エンド・ジョンソンは、日本および世界の人々が実際に利用できる革新的な医療ソリューションの必要性を認識しています。我々WWDAのチームは、湘南アイパークや他の戦略的パートナーと協力し、このたびの研究提案の公募が科学者やイノベーター、起業家の皆様の活動の推進力となるよう、また最先端のアイデアが実用化され、医療ソリューションに生まれ変わるよう、支援してまいります。対象分野に該当する、高度に革新的な研究の応募をお待ちしています」と述べている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう