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ノートで4Kゲーミング!? 有機ELパネル搭載「N1588J-720/T」の実力をチェック

2019年10月13日 14時30分更新

FF14は4Kでも動作 FF15は厳しいか

 今回は「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク(以下、FF14ベンチマーク)」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク(以下、FF15ベンチマーク」を使用し、スコアを計測する。

 検証環境は、FF14ベンチマークは「最高品質」、FF15ベンチマークは「高品質」に設定し、画面解像度はそれぞれ1980×1080ドットと3840x2160ドットでテストしている。

解像度1980×1080ドットのスコア

解像度3840x2160ドットのスコア

 FF14のベンチスコアは、FHD画質では14716。このベンチマークでは、7000以上のスコアが出れば最高評価の「非常に快適」という判定になるので、その倍近いスコアを記録している。fpsも100以上出ており、FHDなら快適にプレイできるだろう。

 4K解像度でのスコアは6399、評価は「とても快適」という結果に。平均フレームレートは42fps程となった。これはあくまで最高品質設定での数値なので、描画設定を多少カスタマイズしてやれば、平均で60fpsくらいは出せそうだ。これぐらいであれば、普通にプレイ可能といっていいだろう。

解像度1980×1080ドットのスコア

解像度3840x2160ドット解像度のスコア

 FF15ベンチマークでは、FHD解像度では8271となった。ベンチマークのスコア評価は8段階で、「快適」は「非常に快適」「とても快適」に次ぐ、3番目に高い評価となる。

 4K解像度でのスコアは3416、評価は「普通」という結果に。この際のベンチマーク中のフレームレートを「Fraps」で計測したところ、平均fpsは20強程度だった。こちらについては4Kで快適に動作させるには、なかなか難しいかもしれない。

 ただFF15のベンチマークは負荷が高めな部類なので、上のFF14のようにタイトルと設定次第で4Kでのゲーミングも対応できそうな印象である。

RPGやコンテンツ制作にもおすすめ

 N1588J-720/Tは、FHD解像度であればほとんどのゲームに対応できるだろう。4Kでのゲーミングはかなり負荷が高いので難しい部分もあるが、軽めなタイトルであれば対応可能な性能を有しているのも確認できた。ゲーミングノートとしては十分なスペックを持っていると言える。

 グレアタイプの有機ELディスプレーを搭載することで、コンテンツの色味の鮮やかさが際立つこともあり、オープンワールドのRPGなど、美しい風景を楽しみながらプレイできるゲームなどにとくにオススメできそうだ。

 NTSCカバー率96%と、色再現率も高いため、映像やイラスト、3DCGなどのコンテンツ制作に利用するのもありかもしれない。映像出力端子も豊富なので、ノートPCとして持ち運びながら最大4画面のマルチディスプレー環境の構築も可能。大画面の4K対応ディスプレーに出力すれば解像度の高さもさらに活かせるはずである。

 512GBというストレージ容量は若干心もとないが、BTOで容量を増やせるし、外付けのストレージを用意することもできる。ゲームだけでなくクリエイティブな活動を楽しみたい人にも一考の価値ありなモデルである。

 ノートPCで映像美にこだわりたい人は、ぜひチェックしてみてほしい。

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