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Amazon 偽造品の販売を防ぐプログラムを日本で提供開始

2019年10月09日 20時50分更新

 アマゾンジャパンは10月9日、偽造品の撲滅を目的としたプログラム「Project Zero」を日本で提供開始した。Amazonのテクノロジーやイノベーションに加え、ブランドオーナーが保有している知的財産権に関する知見、および偽造品を検知するための情報を組み合わせて開発したもの。

 「自動プロテクション機能」「セルフサービスの偽造品削除ツール」「商品のシリアル化」の3つの機能を備え、パナソニック、アイリスオーヤマ、任天堂などが試験運用を開始している。

 自動プロテクション機能は、製品情報を継続的に自動スキャンして、偽造品の疑いがある製品を検知するもの。Amazonの機械学習を活用しており、常に新しい情報を取り入れることで、偽造品の疑いがある製品の販売を未然に防ぐことができるとのこと。

 セルフサービスの偽造品削除ツールは、偽造品の疑いがある製品をブランドオーナーがAmazonのサイト上から削除できるシステム。削除した製品情報は自動プロテクション機能に反映され、偽造品の検出精度の向上に役立てられる。

 商品のシリアル化は、製品の製造および発送の過程で発行したシリアルコードで、Amazonで販売される製品の真偽を精査できるオプションサービス。自動プロテクション機能と組み合わせることで、偽造品を効率的に取り締まることができるとする。日本では、2020年前半に提供開始予定。

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