仲間のリクルート、新たなスキル、ユニークな要素が目白押し
――ウォッチドッグスでお馴染みの「ハッキング」は、本作ではどういった進化を遂げたのでしょうか?
Clint:本作では異なった生活を送る市民の悩みを解決することで、仲間に加えることが可能です。その新要素に加え、テクノロジーも重要な要素となっています。ロンドン市民は目のあたりに小さなデバイス(CIディスプレー)が組み込まれていて、彼らの視界をハッキングできます。彼らが見ている情報から必要な情報を集めるといった新たな要素も採用しています。例えば、仲間が警察に逮捕されてしまった場合、警察のデータベースにハッキングして、脱獄手段などを情報としてキャッチすることができます。
――過去作のように街中のインフラなどもハッキングできますか?
Clint:場所にもよりますが、前作のようにインフラにもハッキングできます。本作では「チェックポイント」のような場所でハッキングすることで、人々が反応し、環境に変化を与えることも可能です。
――ウォッチドッグス レギオンでは、ドローンやAIなどのテクノロジーが支配する監視社会が描かれており、「1984(G・オーウェル著のSF小説)」のようなディストピアを連想させます。そういった世界観を下敷きにした本作には、どういったテーマが込められていますか?
Clint:ゲーム自体のテーマは変わらないですが、本作には世界中で起きている事件や格差社会、情報化社会など、現代における社会問題も描かれています。そういった問題に対し、仲間とともにどういったアクションを起こすのか。それが本作の大きなテーマとなっています。
――戦闘(ENFORCER)、ステルス(INFILTRATOR)、ハッキング(HACKER)といった3つのPEAKが用意されていますが、そのほかにも固有スキルみたいなものも用意されているのでしょうか?
Clint:キャラクターごとに得意とするスキルを持っており、約12種類ぐらい用意しています。各キャラクターごとに「プログレッション」と呼ばれる強化要素があり、人々によって強化できる項目や、ユニークなスキル、そして最終的な強さが異なっています。
――本作のトレーラーには酒癖のあるキャラクターが出ていましたが……?
Clint氏:重い持病を抱えていたり、しゃっくりが出たりするなど、さまざまな癖を持ったキャラクターも存在し、中には持病によって突然死んでしまうキャラクターもいます。そういったリアルな要素も本作の楽しみのひとつとなっています。
――パッケージアートに描かれている豚のマスクが印象に残っています。
Clint:過去作にもマスクは登場していましたが、アメリカのハッカーや強盗みたく顔を半分隠す程度のものでした。今回はロンドンが舞台ということで、イギリスらしいデザインを採用しています。例えば、豚のマスクはジョージ・オーウェル氏の小説「動物農場」を、王冠を被ったドクロのマスクは「リチャード3世」をモチーフにしています。そのほか、イギリスらしい皮肉じみたマスクも登場します。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります