東京海上グループの東京海上日動リスクコンサルティングは、VRを活用した安全運転に関する教育・支援システムを開発した。VR内で「どこを見ていたか」のデータを取得し、安全確認のクセなどを可視化するシステムで、体験型の安全運転講習会などのサービスとして提供予定。
「VR運転評価」機能を搭載し、VR内で「どのタイミングで、どこを見ていたか」を頭の動きから評価。体験者は「駐車場でのバック事故防止教育」など、運転者目線での360度実写映像を体験できる。安全確認行動のクセを可視化し、学習効果の向上を図るとのこと。
東京海上日動リスクコンサルティングは、本システムを使った体験型安全運転講習会を予定している。複数の体験者が同時にVRヘッドセットを装着し、運転席からの視界をVRで体験しながら、安全確認のポイントを学習できるもの。ヘッドセット装着者の視界映像は会場に設置したプロジェクターに投影し、参加者全員で見ることが可能。
今後、東京海上日動リスクコンサルティングは「VR運転評価の機能によって収集したデータの分析とベンチマーク化、ならびにアイトラッキング技術の融合による視線分析の精度向上等を通じて、サービスの一層の高度化を図っていく予定」とコメントしている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります