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2年前のCore i7-8700と比較!11万円台とコスパが優秀なRyzen 7 3700X搭載PCレビュー

2019年09月25日 16時10分更新

文● 飯島範久 編集● ジサトラハッチ
提供: マウスコンピューター

 G-TuneのデスクトップPCと言えば、ほぼインテルCPU搭載マシン一択という状態が長く続いたが、7月に登場した第3世代Ryzenが世間の注目を浴び状況は一変。早速マウスコンピューターも「NEXTGEAR-MICRO am560」シリーズとして発売した。

 今回は、Ryzen 7 3700Xを搭載した「NEXTGEAR-MICRO am560SA1-SP」をお借りして、その実力を検証してみた。

ゲーマーの要望に応えたミドルケース

 シンプルな外観でマットブラックに包まれたミドルタワーの筐体は、ゲーマーの意見を取り入れた堅牢かつ使い勝手が考えられたものだ。前面パネルの上部には、2つのUSB 3.0端子やオーディオ/マイク端子のほか、HDMI端子が用意されている。これは、VRヘッドセットやキャプチャーユニットを接続する際に、その都度わざわざ背面にあるHDMI端子に接続するのは面倒という配慮から生まれたもの。背面のケーブルをグラボへ接続して利用する。

フロント上部にはUSBやオーディオ/マイク端子のほか、HDMI端子がある

フロントのHDMI端子を利用するには、背面にあるケーブルをグラボへ接続する必要がある

 また、光学ドライブを搭載可能なスペースも用意されており、カスタマイズで選択可能。今回お借りしたモデルは非搭載である。

 サイドパネルは、スチールと強化ガラスのいずれかから選択できる。強化ガラスにすると、内部パーツを魅せる演出ができるほか、ワンプッシュで簡単に開閉できるため、メンテナンスしやすい。今回のようなスチールの場合は堅牢性が確保されるが、ドライバーでネジを外す必要がある。

電源が上にあり、底面とサイドパネルからエアーを取り入れ、背面から排出する

 ケースの底面には、吸気用のフィルターが装着されている。底とサイドパネルから外気を取り込み、背面排出するエアフロー構造で、グラボやCPUなどを効果的に冷却する。底面のフィルターはマグネットによって着脱でき、水洗い可能。メンテナンスもしやすい仕様だ。

底面にあるフィルターはマグネット式なので着脱が簡単。メンテナンスしやすい

 ただ、実際使ってみると、結構ファンの音が大きい。BIOSで温度による回転数調整は可能だが、それでも音は大きめなので、机上よりは床に置いて使用するのがいいだろう。

 内部は、電源を上部に配置。ストレージも上部で、シャドウベイは3.5インチがひとつ、5インチがひとつ、2.5インチが2つ用意されている。今回のモデルはすべて空いており、あとから拡張することもできる。

 では、今回のモデルのスペックを見ていこう。まずCPUは先述のとおり8コア/16スレッドのRyzen 7 3700X(3.6GHz/最大4.4GHz)を搭載。チップセットはAMD B450で、メモリーは16GB(8GB DDR4-2400×2)、ストレージは512GB SSD(M.2 SATA3接続)。グラボは、GeForce GTX 1660(6GB)なので、ミドルレンジの性能が期待できる。

 インターフェースは、DisplayPort×3、HDMI×1、USB 3.0×6、USB 3.1×2、ギガビットLAN×1。拡張スロットはPCI Express x16はグラボで埋まっていて、PCI Express x1が2つ(空きはひとつ)のみだ。

背面パネルの写真。フロント用HDMIケーブルは、利用しなければケーブルを収納できる仕組みになっている

「NEXTGEAR-MICRO am560SA1-SP」の主なスペック
CPU AMD「Ryzen 7 3700X」(8コア/16スレッド、3.6~4.4GHz)
チップセット AMD「B450」(Micro ATX)
ビデオカード NVIDIA「GeForce GTX 1660」(6GB)
メモリー 16GB(8GB×2/DDR4-2400)
ストレージ 512GB SSD(M.2規格/SATA3接続)
インターフェース DisplayPort出力×3、HDMI出力、PS/2×2、USB 3.0×6、USB 3.1×2、ギガビットLAN×1
電源 500W(80PLUS BRONZE)
サイズ 幅188.8×奥行き396×高さ400mm(突起部含まず)
重量 約10.3kg
OS Windows 10 Home 64ビット
直販価格 11万6800円(税別)
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