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10年間使ったPCよりも6倍高速!アスキー専属カメラマンが本当に欲しかった構成

2019年08月01日 17時30分更新

文● 飯島範久 編集●ジサトラ ハッチ
提供: マウスコンピューター

突然マシン起動せずマシンを新調することに

スタジオで撮影を行なう、アスキー編集部専属カメラマンT橋さん

 アスキー編集部には、専属のカメラマンがいる。仮にT橋さんとしておくが、先月撮影があるわけでもないのに、ジサトラハッチ(以下ハッチ)の元に訪れた。「突然、何も画面が映らなくなっちゃってさぁ。壊れちゃったのかなぁ」。T橋さんは、アスキー歴は長いが、めちゃくちゃマシンに詳しいかというとそんなでもなく、マシンに詳しいハッチを頼って来たわけだ。

 スタジオに置いてあるマシンを見に行くと、確かに画面は真っ暗だった。T橋さんは、ほぼ毎日撮影した写真を現像するために使ってきたが、特にこれまでマシンに対して不満を言うでもなく故障とも無縁だった。

「ちょっと中を見てみますか」。ハッチはそう言うと、ケースの蓋を開けて見たが、どこか焦げているわけでもなく、電源も逝っていることもないようで、パッと見ただけでは原因は掴めなかった。

ハッチ「T橋さん、これどれぐらい使ってるんですか?」

T橋さん「編集部で使っていたものを譲り受けてそのまま使っているから、かれこれ6、7年は使っていると思うよ」

 確かにケースは非常に古く、OSはWindows 7を使っていたということで、かなりの年代物だ。とてもカメラマンが現像するために使っていたマシンとは思えない。

ハッチ「これ、もう新しいマシンを購入したほうがいいですよ。最新のマシンなら現像作業も爆速ですよ」

T橋さん「そうなんだよね―。どこの製品買えばいいかなぁ」

ハッチ「カメラマンが使うマシンというと、クリエイター向けを謳っているマウスコンピューターのDAIVシリーズがオススメですね。高解像度データの編集に最適な構成を、できるだけ安く提供してくれるのが魅力です」

T橋さん「なるほど、ちょっと調べてみようかな」

 とはいえ、すぐにマシンが届くわけでもなく、マシンが動かないことには仕事に差し支えるということで、グラボの故障を疑ったハッチは編集部にあまっていたグラボを挿してみると見事に復活。急場をしのぐこととなった。

 起動したのでマシンスペックを確認してみると、なんとCPUは4コア8スレッドのCore i7-860(2.8GHz/最大3.46GHz)。2009年発売で2008年に登場したCoreシリーズの派生タイプだ。つまり丸10年頑張ったことになる。

「CPU-Z」を使ってCPU情報を表示。「Core i7-860」だった

ハッチ「T橋さん、これ10年選手ですよ。僕が週刊アスキーで働き始める前じゃないかな」

 T橋さんが求めたのは動作の速さと価格とのバランス。

 さっそくハッチの言われたとおりマウスコンピューターのサイトでDAIVの品定めをするTさん。カメラマンなので当然写真現像での利用がメインとなるので、Lightroomでの現像が高速な仕様にしたいところ。とはいえ予算は青天井というわけではない。速さと価格のバランスを求めて仕様を考えていくことになった。

ハッチ「CPUも大切ですが、やはりメモリー容量を増やしたほうが現像には効くと思うんですよね。あと読み書きするストレージは高速なほうが快適ですね」

T橋さん「(一般的な)写真の現像にはあまりCPUを使わないし、価格を抑えたいから、CPUの性能は落として、その分メモリーを増やしてもらったほうがいいね。今のマシンはメモリーが少ないからか結構重いからね。それと、ストレージの速度は、画像処理にも影響があるから、できるだけ速い方がいいなぁ~」

ハッチ「じゃあ、メモリーは64GBぐらいにして、システムドライブは256GBだと、OS入れたら余裕がなくなるので、512GBでNVMe対応のSAMSUNG「PM981」にしましょう。CPUは6コア6スレッドのCore i5-9400(2.9GHz/最大4.1GHz)で価格を抑えるのはどうでしょう」

 ビデオカードは、ゲームをやるわけではないものの、RAW現像時の快適度を考慮してGeForce GTX 1660にした。

 また、RAWファイルを保存するのにメインストレージの512GBだけでは当然心もとないので、データ保存用にどれぐらい必要か聞いたところ、3TB以上は欲しいということだったので、4TBをチョイス。あと、SDメモリーカードを読み込むためのカードリーダーも選択。こちらもできるだけ高速な規格の方がデータ転送が速いので、USB3.0でUHS-II対応タイプにした。

 こうして選んだ構成で、マウスコンピューターに依頼した特別仕様のPCのスペックは、以下のとおり。

「DAIV-DGZ530E4-M2SH5-ASCII」の主なスペック
CPUCore i5-9400(6コア/6スレッド、2.9~4.1GHz)
ビデオカードGeForce GTX 1660
メモリー64GB
ストレージ512GB SSD(SAMSUNG PM981a)、4TB HDD
チップセットIntel Z390
カードリーダーUSB3.0 UHS-II SDカード/CF 対応
電源ユニット500W
OSWindows 10 Home(64ビット)
直販価格19万9800円(税別)
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