HDMIで最新のミニゲーム機を接続してみた!
実際にミニゲーム機を接続するまでの手順を見ていこう。今回試したのは、つい先日発売されたばかりであるセガの「メガドライブミニ」。1988年に誕生した16bitゲーム機「メガドライブ」の復刻版となるもので、往年の名作40タイトルだけでなく、20年ぶりの新作となる「ダライアス」や「テトリス」まで収録しているという、マニアでなくとも欲しくなる一台だ。
このメガドライブミニの映像出力はHDMIとなるので、On-Lap 1306Hとの接続には付属の「HDMI-A to Micro-HDMIビデオケーブル」を使用する。
電源が必要となるので、こちらも付属のUSB ACとUSB Type-Cケーブルを使って接続しておこう。
接続するケーブルはこの2本だけ。あとはメガドライブミニにも電源ケーブルを接続してスイッチオン。するとOn-Lap 1306Hにメガドライブミニの画面が表示される。
ただし、On-Lap 1306Hにはスピーカーは内蔵していない。そのため、On-Lap 1306Hの音声出力端子にヘッドホンや小型スピーカーを接続しよう。そうすれば、どっぷりゲームに浸れる環境の完成。古くからの友人と遊ぶもよし、当時を知らない若い子たちとの交流をするもよし、だ。
©SEGA
もちろん、ゲーム機は今回紹介したような小型ゲーム機だけでなく、PlayStation 4やNintendo Switchといった、HDMI出力が可能なゲーム機なら何でも接続できる。PlayStation 4などなら、BluetoothやUSBドングル経由のワイヤレスヘッドホン&スピーカーにも対応しているので、そうした音声出力機器と一緒に使うことで、省スペースでのゲームプレイ環境が構築できる。
ノートPCとの組み合わせなら、電源も含めケーブル1本でOK
ゲーム機を中心に見てきたが、もちろんモバイルノートPCとの接続も可能だ。最近では、11.6インチ以下の液晶を搭載したポケットに収まる超小型モバイルノートPCも人気で、ラインアップも増えてきている。
そんなモバイルノートPCは今回使用した、GPD社の「GPD P2 Max」のようにDP Altモード対応のUSB Type-Cを搭載していることも多い。HDMIではなくUSB Type-Cでは電源も含めてケーブル1本でつなげられるという手軽さもあり、モバイルディスプレーが本領を発揮する分野でもある。
出先で作業しなくてはならないが、超小型のモバイルノートPCの狭い画面では作業効率が悪すぎる……といった場合に大活躍してくれる。もちろん、片方の画面で動画を見ながらSNSを楽しむことや、ミラー表示で相手に画面を見せながらデモを行なう、といった用途にも便利だ。
そうした超小型モバイルノートPCにワイヤレスまたは有線コントローラーを接続して、On-Lap 1306Hの画面でゲームを楽しむというのもひとつの手だが、同じく日本で密かに大流行した超小型のWindow 10搭載ゲーム機「GPD WIN2」で遊ぶのにも最適だ。
© DMM GAMES
移動中はともかく、自宅や出先で遊ぶ時は画面を大きくしたい、といった際には持ち運びの大変な一般的な液晶ディスプレーではなく、持ち運びや片付けがラクなモバイルディスプレーは大活躍。さっと広げてケーブル1本で接続し、より大きな画面でゲームが楽しめる。
2つの入力で汎用的に使えるのが最大の魅力
モバイルディスプレーというとPC用、しかも特殊用途といった印象が強いが、HDMI入力のある「On-Lap 1306H」なら汎用的に利用可能。電源がUSBの5Vでいいということもあり、むしろ普通の液晶ディスプレーよりも使いやすい。
もちろん、ノートPCの場合は、拡張出力も可能なため、On-Lap 1306H側に攻略サイトとSNSなど、ながら見したい情報を表示しつつ、ノートPC側の液晶でゲームをプレイする、といった使い方もアリ。
ゲーム機で遊ぶ場合も、今回紹介したようなミニゲーム機は、現行のゲーム機と違って出しっぱなしで使用しないので、プレイしたい時だけモバイルディスプレーに挿して使うというのは手軽に遊べて重宝する。また、他の家族にテレビを独占されている時にも、単体で映像出力できないゲーム機の出力機器として、モバイルディスプレーは活躍する。
また、自作ユーザーの間で流行していた「Desk Mini」のような小型PCと組み合わせて、省スペースでよりパワフルなモバイルPC環境を作るのもおもしろいだろう。
ノートPCをメインに使っていて、画面の狭さに悩まされている人はもちろんだが、ミニゲーム機とつないで手軽に遊びたいという人にもオススメできる製品だ。
(提供:テックウインド)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう