シーケンシャルリードは毎秒1500MBと高速
SF313-51-A34Qのパフォーマンスも確認しておこう。まずはシステム全体のパフォーマンスを推し量れる「PCMark 10」を実行してみた。なお、今回は無償版でも利用可能なPCMark 10“無印”のテストを利用している。
総合スコアーは2896とまずまずだが、スコアーの詳細を見てみるとProductivityが4871と良好だ。このProductivityはオフィスアプリケーションのパフォーマンスを見ることができるのだが、WordやExcelなどは十分活用できるというわけだ。
なお、同シリーズにはMicrosoft Office Home & Business 2019が付属する「SF313-51-A34Q/F」(税別9万円前後、税込み9万7200円前後)もラインアップしている。仕事用に買うユーザーにはこちらのモデルがオススメだ。
さらに、「CrystalDiskMark」(Version 6.0.2)でストレージのパフォーマンスもチェックしてみた。
その結果だが、NVMe接続のSSDらしくシーケンシャルリードの速度が毎秒1500MB超えとかなり速かった。シーケンシャルライトもリードほどではないが良好で、データの読み書きでストレスを感じることはまずないだろう。アプリの起動速度も期待していい。
30分間放置した状態をアイドル時として、PCMark 10実行時ともどもワットチェッカー「Watts up? PRO」で消費電力を測定してみた。すると、PCMark 10実行時であっても消費電力は40Wほど、アイドル時にいたってはわずか7Wと非常に低かった。バッテリーの駆動時間は公称で13時間とされているが、それも納得がいく消費電力の低さである。
まとめ:コンパクトなサイズながらも安価、学生でも手が届く価格設定が素晴らしい
SF313-51-A34Qの最大の魅力は、やはり持ち運びしやすいサイズと重さにある。そのため、電車の移動中やコーヒーショップなどでも簡単に本機を広げて作業できる点に食指が動く人もいるのではないだろうか。また、学生で講義や研究室へとノートPCを携帯するのであれば、このSF313-51-A34Qはかなり扱いやすい製品と言える。しかも、フル充電であれば半日程度はバッテリーがもつ点は立派の一言。
そして、コンパクトなノートPCというと高価な製品が多く、手が届かないと嘆いている人も多いはず。そんな中、本機は7万円台で購入できるため、コストパフォーマンスは抜群。学生でも現実味がある価格設定だろう。また、Office搭載モデルとなる「SF313-51-A34Q/F」であっても価格は10万円を割っているのも魅力的だ。
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