週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

重厚感に包まれた、マジックとトリックを織りなす新しいテクノロジー:

アップルiPhone 11 Pro Max先行レビュー:例年以上にテクノロジーの面白さが詰まった1台

2019年09月17日 20時00分更新

●驚きのディスプレー、さらに驚くスピーカートリック

 加えて、ディスプレーもProシリーズでは改良されました。これまで通りの有機ELディスプレーですが、最大輝度1200ニト、コントラスト比は200万:1へと向上し、名前もSuper Retina XDRとなりました。

 実は今回紹介してきた写真は、iPhone 11をiPhone 11 Pro Maxで、iPhone 11 Pro MaxをiPhone 11でそれぞれ晴れた屋外で撮影したのですが、iPhone 11 Pro Maxでの撮影のほうが、細かいピントや色味などを確認しながら撮影できました。

 ディスプレーが明るくなったにもかかわらず、以前のモデルよりも省電力化に寄与しているというから不思議です。アップルによると15%の省電力性を実現しており、こちらもシステム全体のバッテリー持続時間向上を実現していました。

 ディスプレーとともに進化しているのがスピーカーです。こちらでは「サイコ・アコースティック」というテクニックが使われています。これは、2つのスピーカーの音の配分や遅延をコントロールして、仮想的にサラウンド空間を作り出すことができる仕組みで、基本的には人の耳を騙して、あたかも背後から音が出ているような感覚を伝えるのだそうです。

 アップルはApple TV+をスタートするなど、今後自社デバイスを映像消費に最適なものへとさらに進化させていくことになります。このスピーカーのトリックは、なかなかテキストやレビューのビデオではお伝えできない「感覚」。ぜひApple Storeなどで体験してみてください。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事