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シャープは120型の8Kディスプレーを五輪前の来年投入

2019年09月06日 18時30分更新

IFA 2019でのシャープのテーマの中心は「8K+5G」

シャープは120型の8Kディスプレーを五輪前の来年投入

 シャープは5日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催のIFA 2019でプレスカンファレンスを開催。「8K+5G」「AIoTワールド」という2つのテーマに渡る内容を発表した。今回は8K/4Kテレビを中心にAV機器と家電の発表内容を紹介しよう。

 8Kは「8Kエコシステム」として発表された目玉が、液晶テレビで世界最大120インチの8Kディスプレー。過去には株主総会や中国で披露したこともあったが、欧米に出展されるのは初めてのモデルだ。グループ企業の堺ディスプレイプロダクトがパネル製造を手がけ、120Hz駆動のパネルを搭載する。

2020年春には120型の8K液晶を発売予定

 実際にIFA 2019年のシャープブースで出展されていた映像を観ても、継ぎ目のない1枚での120型という超大画面で、画面輝度や色ムラなども含めて、8K映像を見る大型スクリーンおしての臨場感は抜群。パブリックビューイングなどで設置されればインパクト大だ。プレスカンファレンスで具体的な言及はなかったが、2020年夏に開催される東京五輪を見据えた、2020年春発売の製品展開ということだろう。

 IFA 2019会場には“8K dynabook”も出展された。本体は別体の32型ディスプレーが付属するもので、8Kディスプレーをキャンバスのように用いる、イメージング、クリエイター、CADデザイナーなどに向けたクリエイター向けモデルだ。2021年の発売を予定しており、IFA 2019の出展はあくまでモックアップだ。

 IFA 2019年の会場に出展はなかったが、8K液晶搭載のdynabookについても来年発売を予定しており、ノートPCの分野でもシャープとのシナジーが進められることになりそうだ。

昨年よりシャープ傘下となったDynabook社による、2021年に登場する“8K dynabook”のモックアップ

 シャープブース内の8Kに関連する出展は、日本国内や1月に米国ラスベガスが開催されたCESで公開された8Kカムコーダーも紹介されていた。

8Kカムコーダーも紹介とブース内での展示が実施された

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