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1TBのリーズナブル機を追加、独自のHDR変換機能を装備

シャープが4Kダブル録画対応の新「AQUOS 4K レコーダー」発表

2019年09月12日 11時00分更新

AQUOS 4Kレコーダーの新モデル(4B-C40BT3)

 シャープは9月12日、「AQUOS 4Kレコーダー」の新製品を発表した。発売は10月24日。価格はオープンプライス。市場での販売価格は14万円前後(税抜)、11万円前後(税抜)、10万円前後(税抜)。

 新衛星4Kチューナーを2基搭載。HDD容量が4TB(4B-C40BT3)、2TB(4B-C20BT3)、1TB(4B-C10BT3)の合計3モデルを投入する。昨年モデルにはなかった、低廉な1TBモデルを追加している。2Kのチューナーも3基搭載しており、最大3番組(うち4K放送は最大2番組)の同時録画ができる。ちなみに、3基とも4K/2K両方に対応したチューナーだが、データ使用帯域の関係で、4K同時録画は2つまでになっている。

SDR映像をHDR化するエンジンを搭載する。

 地上デジタル放送も4K放送級の美しさで楽しめる「4Kマスターエンジン BD-Premium」を新開発。5up コンバーターとして画質に重要な5つの要素、解像度、輝度、色域(BT.2020)、ビット深度(10bitまたは12bit)、フレームレート(60p)のそれぞれを4K放送のスペックに合わせてアップコンバートして高画質化する。特にSDRのHDR化とBT.709からBT.2020への変換は初めての試みだ。

 4K SDR放送のHDR化はもちろん、BDや地デジ放送なども高画質に再生できる。

 また、「スマホ写真・動画まるごとストレージ」として、4Kを超える解像度の一眼レフカメラで撮影した写真を蓄え、テレビで簡単に楽しめるようにした。そのために、AQUOS写真&動画転送というスマホアプリを無料配布。アプリとレコーダーを同一Wi-Fiネットワークに置き、テレビ画面に表示されたQRコードからペアリングすれば、転送ボタンを押すだけで、簡単に写真の転送が可能だ。アップデートで提供する機能で次期は2019年末を予定している。

 ドライブについては、従来からホコリを防ぎ、レンズなどが汚れにくくしているが、この長寿命に加え、HDD・BDドライブの健康診断機能を入れた。故障に先立って事前に警告が出るため、バックアップなどに役立つという。

ドライブの健康状態が分かる

 AQUOSリモコンやスマートスピーカーを使った音声操作「声でラクラク操作」も強化し、予約操作まで声で完結できるようにした。検索して、ヒットした番組から、見たいものの番号を言うことで登録までできる。

本体にはマイク機能がないが、スマートフォンなどを利用して、声で番組検索などができるようになっている。

 新作ドラマを自動で4週間分録画するドラ丸も引き続き搭載。あとから話題になったドラマもさかのぼって見直したり、番組改編期などで手間なく自動録画してもらえる点が受けている。番組表についても解像度に合わせて、最適化し、見やすくしている。

メニュー画面

 本体サイズは幅430×奥行き229×高さ57.5mm。

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