ICカードを利用して、手作業の集計からクラウドを活用した集計へ
頭の健康管理サービスは主に、利用するための機材のセットと、利用するためのライセンスで構成される。
機材のセットとしては、40V型でタッチディスプレー装備のBIG PAD「PN-L401C」、コントローラーボード「PN-ZB03C」、ディスプレー用スタンドなどが含まれる。これにオプションで、ICカード、ICカードリーダー、10インチ Android タブレット端末、活動量計も組み合わせることができる。ICカードを組み合わせることで、簡単に個人の認証ができる。トレーニング結果は、シャープのクラウドに保管され、認証と連携して集計や進捗状況の確認ができる仕組みだ。
「施設基本ライセンス(PN-SK01)」には、頭の健康ゲーム20種類を内蔵。さらに「機能訓練ライセンス(PN-SK02)と個人管理ライセンス(PN-SK03)を契約することで、記事で紹介したアセスメントや訓練計画作成、おすすめ訓練提示、訓練手帳が利用可能になる。
価格はすべてオープンプライスとなるが、施設基本ライセンス(PN-SK01)、機能訓練ライセンス(PN-SK02)、30人分の個人管理ライセンス(PN-SK03)を契約した場合、機材等の料金を含めて、初年度110万円ほど(税別)からの提供になるそうだ。月額に換算すると、機材のリース料を含めて、4万5000円ほど(税別)の想定となるようだ。
介護に関わる人材の確保が課題となる中、ICTとシャープの開発力で、介護施設スタッフの業務効率化を図る頭の健康管理サービスは、高齢化社会に向けて、一定以上の需要があるのではないだろうか。できるだけ多くの介護施設の担当者や、施設を運営する企業の担当者に知ってほしいサービスだ。
提供:シャープ株式会社
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