シャープの開発力を活かした、わかりやすいUI
シャープで、サービスを体験してきた。ソリューションには、ニンテンドーDS向けのソフト『脳を鍛える大人のDSトレーニング』の監修などでも知られる東北大学 加齢医学研究所 所長の川島隆太教授が監修した「スピード勝負」など、20種類の「頭の健康ゲーム」も組み込まれている。
トレーニングには、シャープの40V型タッチディスプレーBIG PAD(PN-L401C)を使用。座ったままトレーニングができるスタンドも用意している。座ったままのトレーニングには、ゲームに熱中して、高齢者が転倒することを防止する目的もあるそうだ。
体験したのは「数珠つなぎ」ゲームと、「計算もぐら」ゲーム。数珠つなぎは、ディスプレー上に表示された数字の玉を、指定された順序でできるだけ早く繋いでいくというゲームだ。難易度は8段階で、一番簡単なものだと、数が小さい順に繋げていくだけ、高難易度にすると、ランダムな数字の中から、奇数のみを小さい順に繋げていくなど、ユーザーのレベルに合わせたトレーニングが可能だ。
計算もぐらは、ディスプレー上に表示された計算式を解き、逃げ回るモグラを叩くと、次の計算に移れるというゲーム。計算をすることと、モグラを叩くこと、脳内で異なる処理を並行して行なうことが、認知機能のトレーニングになるのだという。
BIG PADはもともと会議での資料表示や、デジタルサイネージとして利用されることを前提に開発されており、反応もよく、発色も鮮やかで、視力0.5の筆者でもメガネなしでスムースに利用できた。
佐田 「株式会社リエイ様が運営する兵庫の『コミュニケア24 癒しのデイサービス川西、スーパーデイサービス癒しの伊丹館、癒しのデイサービス尼崎北』など、トライアルのかたちで協力いただいた施設からは:
『80歳以上の方でもすぐに使えるようになりました。』
『ゲームが「記憶力」「計算力」などの認知機能ごとに分類されており、これまで難しかった生活機能訓練のプログラム作りが容易になります。』
『個人認証用カードの利用によって、自動的におすすめゲームが提示されますので、訓練の準備や結果の記録の必要もなくなり、業務効率アップが図れます。』
といった好意的な意見をいただいています。また:
『頭の健康管理サービスを通じて、高齢者同士がBIG PADを囲んでみんなで笑い合ったり、他の高齢者がゲームをしている様子を楽しみながら見ていたりするのが、嬉しい。』
など、高齢者同士や施設スタッフとのコミュニケーション面でも、喜びの声をいただきました」
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