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144Hz駆動のIPS液晶ディスプレーを生かす確かな性能

第9世代Core&GTX 1660 Tiで20万円を切る新Helios 300の実力を試す

2019年08月30日 11時30分更新

 高性能なCPUとGPUを搭載していることで好評を博している日本エイサーの15.6型ゲーミングノートPC「Predator Helios 300」。同社は2019年8月21日、同シリーズの新モデルとなる「PH315-52-A78U6T」を発表した。

日本エイサーのゲーミング向けノートPC「Predator Helios 300 PH315-52-A78U6T」。実売価格は19万4200円前後。

 PH315-52-A78U6TはCPUが第9世代Coreプロセッサーに、GPUがTuring世代のものへと刷新され、パフォーマンスの向上が図られている点が最大のトピックとなる。では、PH315-52-A78U6TはどのようなノートPCなのか、その詳細を見て行こう。

Core i7-9750HとGeForce GTX 1660 Tiに刷新

 まずはスペックから確認しておこう。CPUは6コア/12スレッドの「Core i7-9750H」を採用。従来モデルが「Core i7-8750H」だったので、コア数やスレッド数は変わらないものの、定格クロックは2.2GHzから2.6GHzに、Turbo Boost適用時の最大動作クロックは4.1GHzから4.5GHzへと引き上げられ、マルチスレッド時やシングルスレッド時の性能も強化されている。すなわち、ゲーミングにおけるパフォーマンスの向上も期待していい。

CPU-Z(Version 1.90)の実行結果。CPUは第9世代CoreプロセッサーのCore i7-9750Hへと刷新されている。

 GPUはTuring世代の「GeForce GTX 1660 Ti」を搭載。従来モデルはPascal世代の「GeForce GTX 1060」だったので、こちらも大幅な性能向上が見込めるはずだ。独自ユーティリティーの「PredatorSense」では、CPUやGPUの温度をモニタリングしたり、ファン制御が可能。また、「高速」や「最大」といった動作モードを選択すると、GPUがオーバークロックされる。

 CPUとGPUの冷却には「AeroBlade 3Dファンテクノロジー」と呼ばれる独自のクーリングシステムを搭載。このAeroBlade 3Dファンは厚さ0.1mmのブレードが59枚用いられ、同社曰く非搭載モデルに比べて約45%の風量アップを実現しているという。

PredatorSenseで動作モードを「最大」に変更すると、ゲームプレイ中におけるGPUのコアクロックは2GHzを上回った。

底面は吸気口となるスリットが面積の半分近くを占め、その隙間からCPUとGPUのそれぞれにファンが装着されているのが確認できる。

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