お待たせしました!
いや、お待たせしすぎたのかもしれません
auは今日28日、新料金に関する記者発表会を開催した。
発表会冒頭にKDDI 代表取締役社長の髙橋 誠氏が登壇し、5Gに関して3.7GHz帯(100MHz×2枠)と28GHz帯(400MHz)を割り当てられたことを報告。そして「5Gといっても、5Gの回線だけを使うのではない。ピカピカの4Gにスペシャルな5Gの世界を提供する。クルマで言うならハイブリッド車のようなもの。ふたつを使ってそれで何ができるのかを訴えたい」と語った。そしてブランドスローガン「おもしろいほうの未来へ。」を紹介し、今回の発表会のタイトルである「au UNLIMITED WORLD」が、4Gと5Gにより本当の意味でアンリミテッドな世界観が生まれてくることだと説明した。
そして料金の話へ。「お待たせしました。いや、お待たせしすぎたのかもしれません」と、現在Netflixで好評配信中の話題作「全裸監督」のキャッチコピーを使って笑いを誘った。
新料金プランはNetflixがバンドルされる「auデータMAXプラン Netflixパック」。現在の「auフラットプラン25 Netflixパック」がデータ容量上限ナシになったものだ。髙橋社長が話すには「Netflixをバンドルしたら解約率が下がった」とのことで、主力の料金プランになるようだ。9月13日から申し込み受付を開始予定。
auデータMAXプラン Netflixパックは現行プランの「auデータMAXプラン」(月額8980円、税抜)と比べると月額7880円(税抜)と約1000円ほど安価で、データ容量は同じく無制限。さらにベーシックプラン(月800円)のNetflixがバンドルされる。Netflixのほかのプランにしたい場合、スタンダードプランは月400円、4K映像を見られるプレミアムプランは月1000円が加算される。
また、auスマートバリュー(月マイナス1000円)、家族割プラス(2人以上加入、月マイナス1000円)、スマホ割応援プラス(6ヵ月マイナス1000円)に加入すれば、6ヵ月間だが最安4880円となる。2年契約かそうでないかも選択でき、2年契約の場合は月170円が割引され、契約解除料は1000円となる。
なお、この解約金1000円は総務省からの要請に応じたもので、今のところ新プラン(auデータMAXプラン Netflixパック)にのみ適用される。
現行プランとの違いは価格だけでなく、デザリングやローミングにもある。現行プランはテザリング、データシェア、世界データ定額でデータ通信の場合、データ容量の上限は合計20GBだったが、新プランだと合計2GBとかなり少なく設定されている。auいわく「このプランでテザリングやローミングする人が少なかったから」とのこと。
そのほか、従来のプランである「auプラットプラン7プラス」も、秋から一部SNS(メッセージ+、Facebook、Twitter、Instagram)のカウントフリーが始まることも強調された。
料金プラン以外に発表されたのはauのスマホ決済「au PAY」。8月29日からauユーザー以外でも利用可能になる。auユーザー以外がau PAYや「au WALLET プリペイドカード」を使って買い物した場合でも、200円(税込)につき1ポイントが貯まる。溜まったポイントはもちろん使える。ただし、auユーザーとはある程度差別化するという。例えばポイントだが、auユーザーでスマートパスのプレミアム会員の場合、200円(税込)につき3ポイント貯まるなど、auユーザーが優遇されるようだ。
質疑応答で髙橋社長はiPhoneの施策については「まだわからないけど考える」と応え、「これから楽天さんも第4のキャリアとして参入してくる。料金やサービスなど気を引き締めていきたい」と最後に語った。
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