属性や特性など数多くの要素による奥深い戦略性も魅力
魅力的なキャラクターと、その壮大なストーリーも見ごたえ抜群だが、本作はそれだけではなく、ベースとなった「英雄*戦姫」シリーズを踏襲した戦略性の高い戦闘システムにより、非常にやり応えを感じる。
まず、ミッションが開始すると探索MAPに移動。最初は1部隊のみ、最大で3部隊を動かし、敵と接触すると戦闘開始。戦闘は移動可能な3×3のマス内で行なう。
各キャラクターは剣や槍、銃など属性があり、その属性に合った攻撃範囲の「技」を所持している。また、属性には相性があるので、敵の属性に有利な属性で攻撃して、優勢に戦闘を進められる。
属性の相性は、大別して「近距離」「中距離」「遠距離」の3すくみ。ダメージ増加とブレイブポイントの増加が対称になっている。ダメージが減少する相手に攻撃すると、逆にブレイブポイントは増加する。
ブレイブポイントが多く必要な「技」で複数の敵を倒したい、協力な回復技で体力回復を行ないたい、といった時などはブレイブアップを狙うといいだろう。
一方、「術」だけはどの属性にも等しくダメージが与えられる。さらに技は、物理攻撃か魔法攻撃かに分かれる。
各キャラクターの持つ技には、「溜め」と「硬直」がある。キャラクターの行動順は、ステータスの「速度」とこの溜めと硬直によって決まる。溜めがある技は選択した後、その数値分待ちが発生する。硬直は、使用した後、次にそのキャラクターが行動できる速度に関わる。
キャラクターのパラメータには、従来の英雄戦姫と異なり、「物攻」と「魔攻」、「物防」と「魔防」がある。そのため属性の相性以外に、攻撃相手は物防と魔防どちらが低いのか、ということも重要だ。
その上、各キャラクターは配置によって味方にバフ、敵にデバフを与える「特性」も持っている。3×3のマスへの配置は、探索MAPで部隊が敵と接触し、戦闘に突入する前に毎回変えられる。
そのため、敵の配置とステータスを確認してから、味方の技の範囲、特性の効果も鑑みて、戦闘を有利に進められる配置にできる。このように、本作では戦闘に関わる要素が多く、各ミッションの推奨戦力ギリギリであっても、戦術次第ではクリアーできる楽しみがある。
戦闘に関わる数多くの要素はあるが、オート戦闘も可能なため、他のソーシャルゲームのようにながれプレイもOK。ログインボーナスや条件を満たすとアイテムなどがもらえる「デイリー」「累計」のチャレンジのほか、キャラクターを一定時間「派遣」して経験値やAP、資金を入手することもできる。
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