さすがに中華麺とは異なる食感だが
「普通に食べられる!」という喜びがある
麺ですが、中華麺のそれとは違います。歯ごたえが、ボキボキ、ボソボソしている。食感もザラッとしており、ツルツルでシコシコといった麺ではありません。
ただ、麺自体の味は、それなりに中華麺に近い。少なくとも、変に苦いとか、すっぱいとか、そういうことはない。
味は決して悪くない。即席麺と考えれば、マズくないです。けっしてイヤミで言っているわけではなく、栄養をきちんと摂れる上で「マズくない」というのは、よくできていると評価されるべきポイントだと思います。
生麺と比べてしまうとさすがに劣りますが、本質的に「栄養を摂れる」のが肝心なので、その上で普通に食べられるレベルなのはエラい。「ちょっと変わった麺だな」の範疇におさめたのは企業努力の賜物でしょう。
ちなみに「卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば」の味ですが、かなりラー油の辛味があり、通常の麺とはちょっと異なる食感をカバーすることに重きを置いているようです。
「パクチー香るトムヤムまぜそば」「ごま香る濃厚担々まぜそば」も食べてみました。どちらも、香辛料の味が際立っており、まとまった味わいです。このあたりは日清食品、即席麺の味付けはお手の物といった感じがします。
ネックになるのは価格でしょうか。袋タイプ432円、カップタイプ648円ですから、気軽に買えるものかと言われるとむずかしい。栄養も摂れまっせ、というアピールポイントを込みで考える必要のある価格でしょう。
そうはいっても、めちゃくちゃ高価なわけでもなく、普通に食べられる味になっている点に関しては、完全栄養食を食べてみたい、という層にアピールするのではないでしょうか。今後の展開も気になります。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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