ボタンを押し込む回数で炭酸濃度を調整できる
本体背面のカバーを外して、ガスシリンダーをセット。キンキンに冷やした水を注いだ専用ボトルをノズル部分にはめこんだら準備完了。
本体上部のボタンを押し込むと、ノズルから炭酸ガスが勢いよく注入される。説明書によれば、ボタンを押し込む時間の目安は約2秒間。長押しだとかえってうまく水に溶けず、ガスを無駄に消費することになってしまうので注意。
炭酸濃度は、ボタンを押す回数で調整できる。1回で微炭酸、2~3回で強炭酸といった具合。時間が経って炭酸が抜けてしまっても、炭酸ガスを再注入する、いわゆる「追い炭酸」が可能なので、いつでも好きな濃度の炭酸水を楽しむことができる。
Spiritで作ることができるのは炭酸水のみで、ジュースやワインなどへの炭酸ガス注入は推奨していない。が、ソーダストリームは炭酸水に混ぜる専用のシロップを販売しているので、炭酸ジュースを作りたい場合は購入するといいだろう。シロップはコーラ、ジンジャーエール、オレンジ、レモンライム、レモン、アップル&ピーチの6種類。価格はいずれも1080円。また、フレーバーウォーターが作れるシロップも販売している。種類はオレンジ、レモン、ライムの3種類。価格は540円。
手軽に作れるからこそ試したい炭酸水の活用法
Spiritを購入して半年。期待どおり、炭酸水購入の手間と費用、そしてペットボトルごみは激減した。今までごみ処理の手間にかかっていた時間を有効活用できるようになり、ペットボトルごみが占領していたスペースが空いて部屋も広くなり、この買い物は間違いでなかったと実感している。
難点があるとすれば、ガスシリンダーの交換が少々面倒なことだろうか。先述のとおり、ガスシリンダーは取扱店舗に持っていけば交換できるが、近くに該当するお店がない方もいるだろう。その場合は公式サイトから注文したうえで、空のガスシリンダーをソーダストリームへ郵送する必要があり、送料がかかってしまう。
公式サイトで送料無料の交換用シリンダーのセットを販売しているが、交換回数に制限があるため、都度注文しなければならないのは面倒くさい。また、Spiritはガス残量が分からないので、使いたいときに限ってガス切れということもある。
とはいえ、水を入れたボトルをセットして、ボタンを押すだけという手軽さは大きい。作るのが面倒になって置物になってしまう心配はないし、手軽に作れるからこそ、炭酸水の飲料として以外の活用方法も出てくる。
そのひとつが掃除だ。ガラスや鏡はもちろん、フローリングやPCのディスプレーなどの掃除に使えるほか、台所のちょっとした油汚れも落とせる優れものなのである。Spirit購入以前は、せっかく買った炭酸水を掃除に使うなんてもったいなくて出来なかったが、今では日々の掃除に欠かせない必須アイテムだ。
そのほか、ヘッドスパのように頭皮を洗ったり、料理やデザートの材料として使ったりできるので、炭酸水は日常のあらゆるシーンで活躍するといえるだろう。
というわけで、ハイボールのために購入した炭酸水メーカーは、想定以上の活躍を見せてくれている。今後もさまざまな場面でお世話になることだろう。もうこいつを手放すなんて考えられない。
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