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超高解像度4800万画素の最強セルフィースマホ、ASUS「ZenFone 6」レビュー

2019年08月20日 15時00分更新

 いまやスマートフォンにおいて「カメラ」機能は最重要です。デュアルカメラは当たり前、トリプルカメラを搭載した端末も登場し、前面、背面合わせて5つのカメラを搭載した端末もリリースされています。

 しかし、カメラの数が増えるほど当然コストはアップします。それをフリップするカメラ機構を採用することで、リアでもフロントでも4800万画素の広角カメラと1300万画素の超広角カメラを活用可能にしたのがASUSの新型スマートフォン「ZenFone 6」です。

ASUS「ZenFone 6」

4800万画素の広角カメラと1300万画素の超広角カメラはリアでもフロントでも利用可能。4800万画素の超高解像度セルフィーも撮れちゃうわけです

Snapdragon 855を搭載し
ゲーミングスマホ並みの性能を発揮

 ZenFone 6は、CPUにクアルコム製「Snapdragon 855」、メモリーは6GBまたは8GB、ストレージは128GB/256GBのいずれかを搭載します。カードスロットはトリプルスロット仕様で、2枚のnanoSIMカードと同時に、最大2TBのmicroSDメモリーカードを装着可能です。

 ディスプレーは6.4型FHD+(2340×1080ドット)のIPS液晶。輝度は600cd/平方mで、NTSCの色域を96%、DCI-P3の色域を100%カバーし、HDR10をサポートしています。ただ、ASUSのフラッグシップスマホなのに有機ELディスプレーを搭載していない点は、ちょっと残念ですね。

 カメラは前述の通り、広角カメラ(4800万画素、F値1.79、1/2.0型、ピクセルサイズ0.8μm)と超広角カメラ(1200万画素、F値2.4、ピクセルサイズ1.6μm)のダブル構成。インカメラに切り替えるとカメラ部分がフリップして、4800万画素の超高解像セルフィーや、背景を広く収めた自撮りが楽しめます。

 ZenFone 6のカメラフリップ機構にはもうひとつ利点があります。それはディスプレー側にフロントカメラが存在しないので、画面占有率92%の全画面ディスプレーを実現できていること。もちろん邪魔なノッチ(切り欠き)も存在しません。一見キワモノ的なカメラフリップ機構ですが、実際に使ってみると理に適った設計だなと感心させられます。

本体前面。フロントカメラが存在しないので、画面占有率92%の全画面ディスプレーが実現されました

本体背面。上側にフリップする広角カメラと超広角カメラを搭載。その下に指紋認証センサーが配置されています

本体上部。右側にマイクが配置されています

本体下部。スピーカー、マイク、USB Type-C端子、イヤフォンジャックが配置されています

本体右側面。左からスマートキー、ボリュームボタン、電源ボタンが配置されています。スマートキーにはデフォルトで「Googleアシスタント」が割り当てられていますが、「1回押す」、「2回押す」、「長押し」に異なる機能を割り当てられます。「前面カメラを起動」を割り当てておくと、すぐセルフィーできて便利そうですね

本体左側面にはカードスロットが用意されています

カードスロットは2枚のnanoSIMカードと最大2TBのmicroSDメモリーカードを同時装着可能なトリプルスロット仕様です

カメラは実測2秒未満でフリップします。待たされ感はありません。また落下を検知した場合には、飛び出ているカメラが破損しないように素早く収納されます

リアカメラ、フロントカメラ切り替えアイコンを上下にスライドするとカメラの角度を自由に変えられます。ローアングルからの撮影に重宝しそうです

パッケージには、本体、ハードケース、ACアダプター、USBケーブル、3.5mmイヤフォン、イヤピース、SIMピンが同梱されています。製品版にはこのほかに説明書が同梱されるとのことです

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