憧れのゲーミングパソコンを購入してから数ヵ月が経った。趣味と仕事でかなり重宝するため、今では"相棒"と呼んでもいいぐらいの特別な存在と化していた。その後、より快適なゲーミングライフを実現すべく、周辺機器にも目を向けるようになった。
何がほしいんだろうと考えをめぐらせた結果、今買うべきアイテムは「ゲーミングマウス」ではないかと悟った。普段使っているマウスは遅延が生じてしまう上に、小型サイズだから手のひらにフィットしない。そのマウスを使ってゲームをプレーすると、どうしても「なんだかなぁ……」と違和感が生じてしまうのだ。自分に合ったゲーミングマウスがほしい。だが、どのブランドのどのゲーミングマウスが自分にふさわしいのかさっぱりだった。
7月初旬、編集部にあるゲーミングマウスが届いた。「ロジクールG」ブランドの「G903 HERO LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス(以下、G903h)」で、6月27日に販売を開始した新モデルである。
ロジクールGのゲーミングマウスはeスポーツ向けに開発されており、世界で活躍する多くのプロゲーマーから高い信頼を得ているという。これは興味深いと思い、G903hを1ヵ月使ってみた。今回はそのインプレッションを述べよう。
新たに搭載した「HERO 16K」センサーにより精度が向上
G903hは、従来機の「G903」の基本性能を引継ぎつつ、新たに「HERO 16K」と呼ばれるセンサーが搭載されているのが特徴だ。1:1トラッキングと1万6000DPIという高精度を実現し、より素早い操作が可能となっている。
また、電力効率は前世代のセンサーの10倍で、RGBライト起動時は最大140時間、RGBライトオフ時は最大180時間という驚異的なバッテリー駆動時間を実現しているという。そのほか、遅延の少ない安定したパフォーマンスを維持する「LIGHTSPEED」テクノロジーも搭載。
実際に使ってみて、快適な操作性に衝撃を受けた。試しに「レインボーシックス シージ」をプレーしてみたら、以前使っていたマウスよりも精度が向上しており、エイムがしやすくなった。そのうえ、プレー中もDPIの調整がスムーズにできるため、使い勝手も向上。G903hを使い込んでみて、ゲーミングマウスの利便性を改めて実感するに至った。
手のひらにちょうどよくフィットするサイズ
つづいて気になったのはサイズだ。本体サイズはおよそ幅66.5×奥行130.3×高さ40.4mmで、手のひら全体でマウスを包み込める感覚が実に心地よい。長時間使っていても違和感を覚えることはなかった。ちょうどいいフィット感なので、集中して作業に没頭できるのがいい。
従来機と同様、G903hの重さは約110gと軽めだ。もし重さを追加したいようであれば、付属のウェイト(10g)を裏面に装着するといいだろう。このように、快適性を考慮したデザインもまた評価すべきポイントだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります