第6回

日本工学院が2019年度に導入したのは、学生が毎日持ち歩くものだから薄軽で2kgを切るMSIの「GS65」と「GF63」

2019年09月23日 11時00分更新

文● 藤原達矢（アバンギャルド）　編集●ASCII編集部
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

質問4：日本工学院の今後の展望や目標を教えてください

　私個人の思いとしては、本校に入学してくれた学生には、まず基本的なプログラミングの知識を確実に習得して、将来ゲーム業界で生きていくための土台を作ってほしいと考えています。

　私は本校の卒業生で、一度IT企業に就職してから教員として戻ってきましたが、その間にも教えるカリキュラムや技術は次々と新しい内容が登場しています。学生の嗜好も変わっていて、10年前にはなかったスマホゲームを作りたいという学生も多くいます。VRやAIなど、ゲーム業界において今は課題が残る分野も、テクノロジーの進歩とともに今後はどんどん身近になっていくと思いますが、どこまでいっても基礎的な勉強は欠かせません。逆に言えば、基礎的な部分が押さえられていれば、今後どのような方向に進んだとしても、自分の興味やトレンドに合わせて柔軟に変わっていくことができます。

　もちろん基本的な授業ばかりでは飽きてしまうので、学生の自主性に任せたゲーム制作の授業も多く取り入れています。施設も充実しているので、学生が勉強する上では最適な環境だと思います。

　学生には、授業を通じてものづくり自体を楽しめるようにサポートをしていきたいです。ゲーム作りは、コンピューターを使った「おもてなし」だと思います。入学する前は、誰かが作ったゲームにもてなされる側として楽しんでいたと思いますが、ゲーム業界で生きていくということは、もてなす側に180度立場が変わります。プログラミングの勉強を経験していない学生は、今が一番つまずきやすい時期。時にはつらい思いをすることもあると思いますが、同時にゲーム作りを通じて人を楽しませることにやりがいを感じてくれたらうれしいです。私たち教員も、学生にはわからない部分の補習したり個別にフォローするなど、出来る限りのケアを行なっています。

2年次以降はチームでVRのゲームを制作する学生もいる（写真はゲームクリエイター科四年制の4年生）

本山さん自身は、MSIの薄型軽量ビジネスノートPC「PS42」を愛用している

日本工学院八王子専門学校は、東京ドーム8個分の広さを誇る自然豊かで広大な敷地を有している。キャンパス内には、研究棟やスポーツ施設だけでなくコンビニやマクドナルド、吉野家まであり、学生の生活をサポートしている

ゲームクリエイター科四年制　ゲームプログラマーコース　1年生渡邊翔太さん

先輩からのメッセージ

　私はPlayStationや Nintendo Switchのようなコンシューマー系のゲームを作りたくて、ゲーム業界を志しました。日本工学院に入学した決め手のひとつは、設備が充実していることです。私は茨城県出身で東京では一人暮らしですが、学生寮があり朝・夕の食事も出るので、親も安心して送り出してくれました。実習施設なども整っているので、これからフル活用していきたいです。今は入学して約3ヶ月で、2Dゲームの制作などをしながらプログラミングの知識を習得しています。初めは授業でわからないこともあると思いますが、先生や友人がサポートしてくれるので、ゲームが好きな方は勇気を持って飛び込んでください。日本工学院に興味を持ってくれたら先輩としてもうれしいです。

日本工学院が導入したノートPCのスペック

　GeForce GTX はPCゲームのみならず、ゲーム開発やデザイナーなどクリエイターを目指す学生達が使うノートPCでも高い処理性能を発揮。GeForce GTX 1060はVRゲーム開発ができるほどのグラフィックス性能を持つ。

2019年導入モデル「GS65」

2019年導入モデル「GS65」ゲーミングノードPC
CPU	Core i7-8750H（2.2GHz / Turbo 4.1GHz / 6コア12スレッド）
GPU	GeForce GTX1060 6GB GDDR5
メモリー	16GB（8GB ×2）DDR4
OS	Windows 10 Pro
サイズ	357.7×247.7×17.9mm
重量	1.88Kg

2019年導入モデル「GF63」

2019年導入モデル「GF63」ゲーミングノードPC
CPU	Core i7-8750H（2.2GHz / Turbo 4.1GHz / 6コア12スレッド）
GPU	GeForce GTX1050Ti 4GB GDDR5
メモリー	16GB（8GB ×2）DDR4
OS	Windows 10 Pro
サイズ	359×254×21.7mm
重量	1.86Kg

※導入企業向けにカスタマイズされたモデル

導入企業紹介「日本工学院　八王子キャンパス」

1947年創立。ITデザイン、映像や音楽など、39学科120の専門分野を設置する。2007年からは、学園創設60周年を機にカレッジ制を導入。7つのカレッジそれぞれにおいて、長い歴史の中で培ってきた「総合性」を更に強化するとともに「専門性」の高い教育を行なっている。ゲームクリエイター科四年制／ゲームクリエイター科における2017年度の就職率は93.8％、ゲームおよびIT業界への就職率は82.4%と高い就職率を誇る

八王子キャンパスについて
日本工学院創立40周年に当たる1987年に開校。東京郊外の自然豊かな八王子にある、東京ドーム8個分もの広大な敷地のキャンパスには、研究棟やスポーツ施設、メディアホールなど、最先端の研究や授業が行なえるさまざまな施設を有する。ドラマ・CM・映画のロケ地として使われることも多い。

ゲームクリエイター科四年制／ゲームクリエイター科の主な実績
・日本ゲーム大賞アマチュア部門2018
　優秀賞、佳作
　※2015～2018において4年連続受賞

・第7回全国専門学校ゲームコンペティション
　アイディア部門グランプリ
　プレイアブル部門：ゲームデザイン賞、ビジュアル賞
　※第2回～第7回において6回連続受賞

・U-22プログラミングコンテスト2018
　経済産業大臣賞＜テクノロジー＞
　経済産業省商務情報政策局長賞＜プロダクト＞
　スポンサー企業賞（OBC賞）
　※2017～2018において2年連続受賞

・第12回福岡ゲームコンテスト（GFF AWARD 2019）
　優秀賞
　※第10回～第12回において3回連続受賞など。

関連リンク
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