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既存の考え方を改めるべきタイミングが来た

モバイルワーク、クラウド時代の企業セキュリティとは? マカフィー櫻井氏に聞く

2019年07月30日 13時00分更新

社外でも社内と同じ生産性を維持できる環境に取り組む

── マカフィー社内でも働き方改革の一環で、フリーアドレス化やリモートワークの導入が進んでいると聞きましたが。

櫻井 昔とは異なり、インターネット接続は家の回線でも十分な速度が得られます。まったく不便がないですし、業務内容によっては、会社でやるよりも業務効率があがるのでは、と感じる面があります。会社に来なければできない作業自体が限られていますが、日本の商習慣上、顧客/パートナー対応の観点では、まだまだ対面での訪問や打ち合わせが多いです。米国などとの違いがあるとすれば、日本のお客様の多くは大都市圏に拠点を持ち、対面での訪問や打ち合わせが可能な近い位置にいるという点でしょうか。作業効率だけに注目すれば、リモートワークでも遜色ない作業ができます。

── パソコン以外の私有のデバイスを使った作業も進んでいるのでしょうか?

櫻井 弊社では、BYOD(Bring Your Own Device)やスマホの業務利用が許可されています。これらのデバイスが仮に社外で使われても、情報システム部が指定した、MDM(Mobile Device Management)の配下に置いて、しっかり管理されているならばOKという考え方です。仮にスマートフォンでOffice 365にアクセスして作業をした場合でも、CASBで解析し、異常なことがあれば、警告が出ます。また、われわれはAndroidに対応したコンシューマー向けのセキュリティクライアント製品や、空港やカフェなどの外部の無料Wi-Fiアクセスポイントに接続する場合にも安全性を確保できるVPN製品を持っていて、社員であれば無料で使えます。

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