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核戦争の脅威を想定

米国防総省、AR/VRトレーニング導入へ

2019年07月17日 20時40分更新

 米国防総省は、核戦争の戦場という場面のトレーニングに、AR/VRの活用を検討している。訓練の反復や、低コストで効果的なトレーニングを実現することが期待される。

 政府の調達情報を掲載するウェブサイト『Federal Business Opportunities』で公表した検討状況は以下のとおり。

 「米軍が核戦争の戦場や放射性物質の処理の現場に向けたバーチャルトレーニングを行うソリューションを求めています。AR/VRを活用することで、コストを削減しながらトレーニングの効果を上げることが見込めます。AR/VR技術は実地訓練を代替するものではありませんが、訓練の実施、反復が可能になります。【中略】(バーチャルトレーニング導入の)目的は、兵士が放射性物質・核の脅威にさらされた時、どのような行動を取るべきかの訓練を行うために、実戦や意思決定の場面をリアルに再現することです」

 これまでにも、米国の軍隊はXR(VR/AR/MR)技術を積極的に導入している。2018年11月には、実戦・訓練へ10万台のマイクロソフト製MRヘッドセットHoloLensを導入決定。海軍も若者にPRや軍事訓練にXRを活用している。

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