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「Bloodstained: Ritual of the Night」レビュー、五十嵐氏ファンならニヤニヤできる

「悪魔城ドラキュラ」五十嵐氏新作は横スクロールでも探索とRPG要素でバトルが深い!

2019年08月08日 18時00分更新

「悪魔城ドラキュラ」シリーズの生みの親である、五十嵐 孝司氏が開発した横スクロールアクションRPG「Bloodstained: Ritual of the Night」

 505 Gamesが販売、ArtPlayが開発した「Bloodstained: Ritual of the Night」は、探索要素とRPG要素高めの横スクロールアクションRPGである。敵を倒しながら大規模なステージを隅々まで探索する面白さを堪能できるのが本作の魅力だ。「悪魔城ドラキュラ」シリーズの生みの親である、五十嵐 孝司氏が開発した本作は、長きに渡って生み出されてきたメトロイドヴァニア系ゲームの集大成といえるだろう。

 ちなみにメトロイドヴァニアとは、任天堂の「メトロイド」シリーズと、悪魔城ドラキュラの要素を融合させた探索型アクションRPGの総称である。代表例として、「Dead Cells」や「オリとくらやみの森」といったタイトルがあげられる。

 前回はBloodstained: Ritual of the Nightの魅力として、探索要素とRPG要素を紹介した。今回は「バトル」などについて紹介しよう。

通常武器と魔法を駆使して強敵を倒せ!

剣や棍棒、銃などといった通常武器。コマンド入力で強力な技を発動できる

「悪魔城ドラキュラ」シリーズでおなじみの「鞭」も使える

 Bloodstained: Ritual of the Nightに登場する通常武器は、剣、鞭、銃、棍棒など豊富なラインナップを取り揃えている。どの武器もステータス、モーションや特性は異なっており、戦況に応じて武器を切り替えるといったアクションが必要となる。また、コマンド入力も実装されているため、格闘ゲーム感覚で技を繰り出すことも可能だ。多くの敵に対抗できるよう、積極的に強力な武器を入手しよう。それが攻略への近道である。

魔力が秘められた結晶「シャード」を装備することで、あらゆる「スペル(魔法)」を発動できる

拠点では、アイテムと武器の「錬成(合成)」やシャードの強化などが可能だ

 また、魔力が秘められた結晶「シャード」を装備することで、属性攻撃や召喚などといった、あらゆる「スペル(魔法)」を発動できる。かなり強力な効果を有しており、とくにボス戦などで重宝する。当然ながら、スペルを使うとMP(マジックポイント)が消費するため、戦況によっては節約することも大事になる。ちなみに、お金と素材があればシャードをアップグレードできる。資源に余裕があったら投資することをオススメする。

通常武器とスペル(シャード)を駆使してボスに挑め!

 通常武器とスペル(シャード)を駆使してボスを倒したときの達成感は格別だ。探索範囲はもちろんのこと、主人公の戦闘能力を強化して攻略の幅も広げていく。それもまた、メトロイドヴァニア系ゲームならではの魅力といえるだろう。

メトロイドヴァニア系ゲームの魅力が詰まった良作

探索、RPG、バトルの三本柱が没入度を高めてくれる

 Bloodstained: Ritual of the Nightは、プレーを重ねるほど面白さが倍増する。探索、RPG、バトルの三本柱が没入度を高める要因となっていて、刺激的なゲームプレーを楽しませてくれる。また、メトロイドヴァニア系ゲームの面白さを再確認でき、魅力的で忘れられない体験が味わえるのもグッド。

ゴシックダークファンタジーのストーリーに酔いしれる

ステージに奥行きをもたらす2.5D横スクロール

一部のコスメティックアイテムを装備すると、ミリアムの見た目が変わることも

 そのほか、ステージに奥行きをもたらす2.5Dグラフィック、悪魔城ドラキュラシリーズファンをニヤリとさせるサービス、ゴシックダークファンタジー風のストーリーなど、魅力的な要素にも注目してもらいたい。本作は、五十嵐 孝司氏の美学がじっくり味わえるタイトルに仕上がっている。本作を機に悪魔城ドラキュラシリーズをプレーするのもアリだろう。

メトロイドヴァニア系ゲームの面白さを再確認できる、Bloodstained: Ritual of the Nightに注目だ

 メトロイドヴァニア系ゲームに挑戦してみたい、ゴシックダークファンタジーの世界を堪能してみたい人は、Bloodstained: Ritual of the Nightを強くオススメする。今後、スピードランモード、ボスラッシュモードなどといった無料DLCが配信されるそうなので、期待値は高まる一方だ。

作品概要

タイトル:Bloodstained: Ritual of the Night
ジャンル:横スクロールアクションRPG
販売:505 Games
開発:ArtPlay
プラットフォーム:PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、PC
プレー人数:1人
CERO:C(15歳以上対象)

「NEXTGEAR-NOTE i5565SA1」

 今回は、マウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」の15.6型ゲーミングノートパソコン「NEXTGEAR-NOTE i5565SA1」でプレーした。主なスペックは、Core i7-9750H、GeForce GTX 1660 Ti、16GBメモリー、512GB SSD(M.2接続/NVMe対応)で、価格は16万4800円(税別、7月27日現在)から。本機では、すべての設定をエピックにしても快適にプレーできた。Bloodstained: Ritual of the Nightの必要/推奨スペックは、以下のとおり。

システム要件
要件 最低 推奨
CPU AMD FX-4350/Core i5-4460 AMD FX-6300/Core i5-4590
グラフィックス AMD Radeon R9 280X/GeForce GTX 760 AMD Radeon R9 290/GeForce GTX 1050 Ti
メモリー 4GB 8GB
ストレージ 10GBの空き容量 10GBの空き容量
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