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PRIME X570-PRO/CSMやPRIME X570-P/CSMで使える

低コストでPC管理ソフトを提供、ASUS独自のマザーボード「CSM」モデルとは?

2019年07月20日 10時00分更新

1台のサーバーで200台までのクライアントPCを集中管理

「ASUS Control Center」のホーム画面。

クライアントPC全体が正常に動作しているかを確認できる。

中田さん これがサーバー側のホーム画面です。ウェブブラウザー上で「ASUS Control Center」を起動し、同一ネットワーク上のクライアントPCを管理するわけですね。

――今はテストということでクライアントPCは1台だけですが、最大だと何台ぐらいの接続を想定していますか?

中田さん これだけで、200台までのクライアントを管理できます。サーバー側のシステム要件は、動作クロック2GHz以上のCPUと容量8GBのメモリー、100GB程度のストレージ容量が欲しいところです。クライアントPCについては、WindowsだけではなくRedHatなどのLinuxディストリビューションOSも利用できます。

――200台だと、中小企業なら十分ですね。管理はどのように行なっていくのでしょうか?

中田さん ホーム画面ではクライアントPCが正常に動作しているかをざっと確認できますが、さらに細かいモニタリングをする場合は、メニューから「システムの概要」を選択します。「システムの概要」メニューからは、CPUのコアごとの使用率やメモリー使用率といった、クライアントPCそれぞれがどのような状態にあるかを細かくモニタリング可能です。いわゆるタスクマネージャーから拾えるような情報は、だいたいモニタリングできるということですね。あとは、ストレージのパーティション情報やクライアントにインストールされているソフトウェアの情報ですね。サーバーから配布したソフトウェアは「ソフトウェアマーケット」のタブで確認できます。

「システムの概要」メニューからは、クライアントPCごとの状態をより細かく確認できる。

コアごとのCPU使用率やメモリー使用量、ソフトウェアの状況なども遠隔で確認可能。

しきい値を変更することで、「危険」や「厳重注意」といったアラートを出すタイミングを変えられる。

サーバーから配布したソフトウェアは別途まとめて確認できる。

クライアントPCのチェック感覚は最短15秒から設定。

――モニタリング以外の操作もこの画面からできるんですか?

中田さん はい、可能です。例えば、CPUやメモリー使用率がしきい値を超える際にお知らせするアラート設定などは左のメニューから行ないます。「セキュリティ」からはレジストリエディターやUSBデバイスの有効/無効も設定できますね。あとは、「システムの概要」メニューの上部アイコンからリモートデスクトップでログインしたりとか。

USBデバイスの有効/無効の制御が可能。

リモートデスクトップの設定。

電源オフや再起動もボタン1つ。

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