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ポタ研 2019夏で見つけた、気になるアイテム

2019年07月11日 16時00分更新

MHaudioはクラウドファンディングで「UA-1」目的額達成

 小型スピーカーと小型アンプで「世界最小の本格オーディオ」を目指すMHaudioはクラウドファンディングの「GREEN FUNDING」を使って、真空管ハイブリッドアンプ「MHaudio UA-1」を製品化。開始後、4時間でプロジェクトを達成させた。現在の金額は6万3800円(送料込み)。今回、ポタ研で初お目見えして音楽を奏でた。

「MHaudio UA-1」

 アナログ入力はRCAピンジャックとフロンパネルの直径3.5mmステレオミニの2系統があり、リアパネルにPC用のUSB入力も備える。つまりDAC内蔵型のプリメインアンプなのだ。

 さらにヘッドホンアンプも搭載している。サイズは幅90×高さ90×奥行き148mm、約560gのコンパクトサイズで、余裕でデスクトップに置けるサイズだ。シャーシは厚さ1.6mmのSUS304ステンレス鋼板を使用。フロントパネルは厚さ3mmの航空機グレードアルミ合金を採用。ボリュームもアルミ削りだしで全て国内の工場で生産、加工、組み立てをおこなう。真空管は12AU7(ECC82)を採用。双3極管なので1本でステレオ信号に対応する。使っているのはロシア製のTUNG-SOLブランド。TUNG-SOLと言えば大出力の傍熱ビーム管KT150を作った真空管メーカーとして有名である。

同社の8cmフルレンジスピーカー「WAON」とペアでデモ中

 出力は6.5W+6.5W(8Ω)と十分で、デモ用に接続された同社の「WAON」を鳴らしていた。写真で見るよりも素晴らしく作りが良く、このシャーシだけでかなりコストがかかっていると思わせる。プロテクトハンドルも含め金属パーツ満載で、ズシリとした手応えがあり、LEICAを手にしたときのような満足感がある。ポタ研に相応しいマニアックな製品だ。

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