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アクションカムはドラレコ替わりに使えるのかを徹底検証!

2019年07月07日 12時00分更新

HDR-AS300を車内に設置する

 それでは、ドラレコの近くにHDR-AS300を設置してみたいと思います。サクションカップという吸盤のついたマウントを別途購入、アクションカムを取り付けた後、フロントガラスにペタッ。触ってみるとビクとも動かず、走行中に脱落する心配はなさそう。使用するアクセサリーや設置場所によりますが、写真の状態は「邪魔」の一言。ここは改善の余地アリです。続いてアクセサリーソケットにUSB変換コネクターを差し込み、そこにカメラ本体とライブビューリモコンと接続したminiUSBケーブルを接続。これで何時間でも録画が出来るハズです。

フロントガラスにアクションカムを取り付けた様子。USBケーブルはアクセサリーポートに接続している

サクションマウントはソニー純正ではなく手持ちのRAMマウントを使用した

 ライブビューリモコンの電源ボタンを押すとアクションカムから起動音が。しばらくするとライブビューリモコンにカメラの映像が出てきて、あとは録画開始ボタンを押すだけ。録画中は省電力のため何も表示しません。ただ、この起動から録画までは最大で1分ほど時間がかかります。エンジンをかける前にリモコンから電源オンをすると良いでしょう。

 一通り走行した後、車を停めてエンジンを停止。ドラレコは停止しますが、アクションカムは録画停止と電源オフは内蔵バッテリーに切り替わり動作し続けます。よってリモコンを操作しアクションカムの録画動作を停止、かつ電源オフにしなければなりません。そこは少し面倒です。逆に言えば動作し続けている間は、駐車監視し続けることになります。

 現在もっとも高画素モデルのひとつ、コムテックのZDR026という前後2カメラ370万画素の2K録画モデルと画質を比較してみたいと思います。

コムテックの2カメラドラレコ「ZDR-026」

ZDR-026は、前後カメラ共370万画素の2K録画対応ハイエンド機だ

 2560×1600ドットのコムテックに対し、1920×1080ドットのHDR-AS300はフォーマットの違いで不利に思われますが、画素数が多いためまったくもって不満はありません。それどころかブレや音声に関してはアクションカムの方が一枚上手。特に強力な手ぶれ補正によりプライバシーの関係でナンバーが写っている画像は掲載を控えますが、前走車のナンバーをくっきりと鮮明に撮らえることができました。画角も十分で、設置場所によってはドラレコより広く撮ることもできます。以下、参考動画です。

HDR-AS300

ZDR-026

日中比較

 比較用動画は2K画像をダウンコンバートしている都合、画質が劣化しています。

 再生は、汎用性の高さでアクションカムの方が上。ドラレコの中には専用アプリでなければ再生できない物がある中で、アプリに依存することなくパソコンのOSに標準搭載するアプリで再生可能なのは大きな魅力です。そのいっぽう、ファイル名はタイムスタンプ、そして30秒ごとにファイルを区切るドラレコに対し、アクションカムは一つの大きな動画ファイルがであるため、シーンを探すのが少し大変かもしれません。

ZDR-026は、専用のWindowsアプリを使用する

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