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10.1型と4型のスマートディスプレー2種を発売

目覚ましの置き換え目指す、レノボがGoogle アシスタント搭載の「Lenovo Smart Clock」など発表

2019年07月08日 13時30分更新

製品担当者がパジャマ姿で登壇

 同日都内で開催された新製品発表会には、代表取締役社長のデビット・ベネット氏が登壇。「smart technlogy for all」と称して、工場から教育分野までさまざまなデバイスのスマート化を進めているレノボの戦略について紹介した。その中で、スマートディスプレーは家族に向けた機器となる。「健康や幸福な時間のための、誰でも使えるモノと位置付けている」そうだ。

先進国における、スマートホーム機器の利用状況。日本は10%に満たない非常に低い状況だ。

 スマートスピーカーを自宅で複数使用中とするベネット社長だが、「最初はどういうふうに使うのか、必要なものなのかは全然わかってなかったけれど、使っているうちに使い道に気付いてきた」と話す。一方で日本は、先進国の中でも、スマートデバイスの利用率が低い国でもある。「テクノロジーが好きなはずなのになぜか」という疑問から、市場で受け入れられている機器とそうでない機器の違いを考え、レノボが立てた仮説は「日本の消費者は親しみのある家電が進化したものが好き」であり、「炊飯器であればおいしいお米が炊けるなど、スマートテクノロジーが問題解決のための明確な目的を持っていること」だとした。

 そこで解決策が提示されてない分野「めざまし時計」に注目して、クオリティの高い眠りをコンセプトにした機器として、Lenovo Smart Clockを売り出す。「Perfect for bed room」と称し、「おはようのひとことで、家じゅうをコントロールできるようにした」という。

石田さんは寝起きに見えるが、これも発表会の演出

 製品を担当する、プロダクト本部の石田陽一氏はこのコンセプトを踏襲してパジャマ姿で登壇した。なお、レノボは海外向けのスマートディスプレーを2018年のCESで一般向けに披露していたが、日本での販売が遅れた理由に関しては、Google アシスタントの日本語対応だと説明した。先行して販売されているグーグルの「Google Nest Hub」同様、日本市場向けの機能やローカライズが済んだことで、Smart Clockと合わせて市場投入することにした。

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