ちょっとエクストリームだが実用性はアリ
「Xperia Ace」
アウトカメラ以上にセルフィーやグループショットの需要から、広角が求められてきたのがインカメラだ。Xpera Aceは2019年春モデルの中では超広角のインカメラとなっており、10〜11mmの間ほど(約120度、F2.4、約800万画素)というスペック。そんなわけで、先述の2機種と似た絵を一部撮ってみた。ただ想像しやすいと思うのだが、インカメラをアウトカメラ的に使用しようとすると画面確認が難しい。鏡を使ったり、相手に確認してもらったりであるていどは回避できるが、手ぶれ補正がないだとか指が入りやすいなどの課題もあり、使えるシーンはあまりなさそうだ。
歪み補正優先といった設定はないため、端にいくほど歪みが分かりやすくなっている。中央部の解像感はよく、人物撮影時はなるべく真ん中、かつ複数人の場合も画面中央ラインに集めるようにしたい
割とアリな結果である。とはいえ、撮れているのかわかりにくいので緊急手段として覚えておくといいだろう
参考用としてアウトカメラで撮影したもの。インカメラと比べると広がりはないのだが、やはり画質はこちらが上
バストアップくらいであれば、相手に構図を確認してもらえる距離になるため、出番が増えるかもしれない
歪み補正がないため、パースペクティブ(遠近感)を強く感じやすい。インパクト重点であれば思い出したようにインカメラを活用してみよう。あと指が入りやすいので注意
Xperia 1と似た傾向だが、質感の差が目立つ
こんな感じのカットは画角120度ならではなので、自分を入れつつがやっぱりいいような