レノボ・ジャパンは25日、高級かつ薄型の14型ノートPC「ThinkPad X1 Carbon」を発売しました。Carbonシリーズはこれまでも販売されてきましたが、本機はその第7世代(2019年版)にあたります。価格は23万3000円(税別)からとなります。これに加えて、「ThinkPad X1 Yoga」も発売しました。Yogaの価格は24万6000円(税別)です。
液晶パネルは、これまでフルHD解像度でしたが、本機からついに4K(3840×2160ドット:アスペクト比16:9)も選択できるようになりました。また、4K液晶搭載モデル限定とはなりますが、背面仕上げを新柄の編み込みカーボン調も選択できます。本体重量は、現行モデル第6世代の1.13kgから約1.09kgへと、僅かながら軽量化。
スピーカーの構成も低音用と中高音用×2(左右)を組み合わせた2ウェイタイプとなり、ソースにDolby Atmosも対応するなど大幅な改良が施してあります。第6世代モデルではキーボード面にあった電源ボタンは、本体の右側面に移動しています。
レノボが最近注力している「テレワーク需要に対応したオンライン会議向け機能の強化」も注目ポイントです。テレビ会議アプリで重要となる会話ですが、本機はディスプレー上部のベゼル部分に4つの360度集音マイクを搭載。
レノボの担当者は「4メートル先の音声もクリアに集音できる」とアピールします。
テレワーク需要としては、常にネットワークに接続できることも重要です。この点に関しては、オプションでSIMフリーのLTE通信機能も選択できます。個人的には、その都度スマホのテザリング接続といった操作が面倒なので、標準搭載して欲しかったところ。
CPUは、第6世代ThinkPad X1 Carbonと同じく、インテル第8世代Core iのUシリーズを搭載し、Core i5とi7の2種類から選択できます。
ストレージは最大2TBのSSDを選択でき、メモリーはオンボードとはなりますが、最大16GBまで用意されます。
本体左側面にはThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子×2、ドッキング端子、USB 3.0端子、HDMI端子とイヤフォンマイク端子を備えます。ドッキング端子は隣接するThunderbolt 3端子と合わせて「ThinkPad Ultra Docking Station」と接続できるほか、専用のドングルを介してEthernet接続に使うこともできます。
本体右側面には、Powered USBに対応するUSB 3.0端子を備えます。電源ボタンは、キーボード上部にもスピーカーを設置した兼ね合いで右側面に移動しました。
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