Galaxy S10の操作性は快適そのもの
Galaxy S10はハードウェアのスペックも、現行機種ではトップクラス。CPUにはSnapdragon 855(2.8GHz/1+2.4GHz/3コア+1.7Ghz/4コア)を採用し、メモリーは8GB、内蔵ストレージは128GBという構成。スペックを見る限り、不安材料はありません。実際の使用感としても、タッチレスポンスはスピーディーで、軽快そのもの。強いて反応が鈍くなったケースを報告すると、複数のアプリが待機状態にあるときにゲームをすると、タッチ反応が鈍くなることが稀にありました。要するに、メモリーの空き容量は少なくなっていたわけですが、8GBですからね。日常的な用途でストレスを感じる可能性は、ほぼないと言っていいでしょう。
バッテリー容量は3300mAh。電池持ち時間は、サムスン電子が「約122時間」、ドコモが「約120時間」と表記しています。標準的な使い方であれば5日間の連続使用を見込めるそうですが、筆者が使った率直な印象としては、そんなに持ちません。毎日充電していますし、旅行中などカメラやアプリを使う機会が多い日には、追い充電も必要になりました。
というか、Galaxy S10を買ってから、スマホを使う機会が多くなったように思います。持ちやすいので通勤途中にニュースを見たり、ゲームをしたりすることが増え、カメラの性能が高いので写真や動画を撮ることも増えました。決して、電池の持ちが悪いのではなく、みるみるうちに電池が減ってしまうほど、使い込んでしまうスマホなんだと思います。
カスタマイズ次第で使いやすさが向上
生体認証は、ディスプレー上での指紋認証と顔認証に対応しています。指紋認証は、他メーカーとは異なる超音波式を採用していて、やや強く押する必要があります。これにまだ慣れず、一発ではアンロックできないこともあるため、筆者は顔認証をメインで使っています。
筆者がメイン端末としてGalaxyを使うのは久しぶりだったこともあり、使い始めた当初は、扱いにくく感じた部分もありました。
たとえば、画面下に表示されるナビゲーションバーは、初期設定では、左から「履歴・ホーム・戻る」という順になっています。他メーカーでは「戻る・ホーム・履歴」の順が多いので、使いづらく感じる人もいるでしょう。そこで「設定」で「戻る・ホーム・履歴」に変更しました。
ディスプレーの右端から内側になぞって表示する「エッジパネル」という機能があります。よく使うアプリを素早く起動できたり、あらかじめマルチウィンドウでの利用を設定した2つのアプリを同時に起動したりもできる便利な機能ですが、これは早いうちにオフにしました。ゲームのプレー中に勝手に開いてしまうことが多く、プレーが中断させられてしまうからです。
ほかにも、表示サイズ(画面のズーム)を変えたり、ホーム画面の「アプリボタン」を非表示にしたり、優先するブラウザーを「Chrome」にしたり、細かい部分で設定を見直した部分は多かったように思います。自分に適した設定にすることで、どんどん使い勝手がよくなる端末という印象です。
Galaxy S10を使い始めてから2週間ほど経ちましたが、いまのところ、大きな不満はなく、2019年のベストスマホの候補になりそうな予感がしています。
ドコモ「Galaxy S10 SC-03L」の主なスペック | |
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メーカー | サムスン電子 |
ディスプレー | 6.1型 Dynamic AMOLED(19:9) |
画面解像度 | 1440×3040ドット |
サイズ | 約70×150×7.8mm |
重量 | 約158g |
CPU | Snapdragon 855 2.8GHz+2.4GHz +1.7GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 9 |
最大通信速度(下り/上り) | 1576Mbps/75Mbps |
VoLTE | ○(HD+) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | アウト:約1200万画素(F値2.4、1.5可変) +約1200万画素(望遠、F値2.4) +約1600万画素(超広角、F値2.2) /イン:約1000万画素 |
バッテリー容量 | 3300mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○ |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | プリズムブラック、プリズムホワイト、プリズムブルー |
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