単体で食べるには辛すぎる、というか痛い
それではさっそく食べてみましょう。なにがどうなっても辛そうなわけですが、自分も食レポ記事は百戦錬磨。「辛い」という感想だけでは終わりませんよ。
ごめんなさい、辛い。辛いな。辛いです。
というか、もう、「からい」というより「つらい」ですね。舌とくちびるもヤラれるレベルで辛い。口に入れた時点でヒリヒリ、食べ進めると喉がビリビリ、食べ終えても口の中がピリピリ。もうぶっちゃけ、「痛い」レベルです。「辛旨」とかではないです。旨味ゼロ。
人の舌(味覚受容体)は辛味を感知しないそう、舌・口腔で感じる痛覚こそが辛さの正体らしいのですが、なるほど、それが実感できます。だって痛いんだもん。辛いものを「辛い」と評するのは文章に携わる仕事としていかがなものかとは思いますが、120%辛いです。それ以外の感想がまるで出てこない。
たまたま近くにいた編集部員・B2B山口さんにも、(激辛であることを伏せて)食べてもらいました。
B2B山口さん「あー、これはキツイ! 辛いじゃなくて痛いですね。辛いのが苦手な人はぜったいに食べちゃいけないやつです。春雨がつるつるしているから、ソースを吸わないので、辛さが直接口の中にぶつかってくる感じ。ヤバいですね。『パない』という表現を使いたいですね」
「激辛チャプチェ」みたいな感じで楽しめないかしら
あんまり辛くて泣きそうになったのですが、これを「主食」として単体で食べるから苦しいのではないか、と思い始めました。大皿にのせるなどして、「おかず」あるいは「おつまみ」として、サブで食べるのがよいのかもしれません。
一手間加えると、辛党がよろこびそうな一品料理に化けるかもしれません。野菜やキノコを細かく切って、軽く炒めてから入れれば、チャプチェっぽくなると思います。ごはんの上にのせれば激辛チャプチェパプになりますよね。生野菜とあえて、レモンなどを絞れば、エスニックなサラダになるポテンシャルもあります。
調理するのはめんどくさい、という場合、おにぎりやお弁当とあわせて食べると、辛さがいい感じにアクセントになる気はします。それにしたって、ハチャメチャに辛いですが。
とにかく単体としてはあまりに辛すぎるのでハードコアであるものの、「辛すぎる春雨」という特徴を活かしてアレンジすると、いろいろとはかどるポテンシャルを秘めているような気はします。いずれにしても、“END”を冠するだけあって強烈に激辛なので、いろいろと気をつけてください。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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