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富士フイルム、黒白フィルム「ネオパン100 ACROSII」を発表

2019年06月10日 20時50分更新

 富士フイルムは6月10日、黒白フィルム「ネオパン100 ACROSII(以下、アクロスII)」を開発したと発表。2019年秋に、35mmサイズ、ブローニーサイズの2種類を発売する予定。

 同社では、黒白フィルムの需要の減少と、生産に欠かせない原材料が入手困難になったため、黒白フィルムの販売を昨秋に終了していた。

 しかし、黒白フィルムの販売継続を望む声が多く寄せられたことを受け、入手困難になった原材料の代替品の研究や、新たな原材料に合わせた製造プロセスの見直しを実施。アクロスIIの開発に成功したとのこと。

 アクロスIIは、独自の「Super Fine-Σ粒子技術」を採用することにより、ISO感度100の黒白フィルムとして世界最高水準の粒状性を実現しているとのこと。

 従来品の「ネオパン100 ACROS」に比べ、ハイライト部の階調をメリハリのある設計とし、立体的な階調再現が可能であるという。また世界最高水準のシャープネスにより、被写体の輪郭を強調した描写が可能であるとしている。

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