条件付きになるものの、海外モデルも修理OK
ところでGalaxy Harajukuがオープンした時に、海外からの渡航客の端末も修理するという話もアナウンスされた。そのあたりも含め、関本CEOに修理関連の疑問を聞いてみた。以下がその回答だ。
- 海外渡航者の端末の修理は電波法の関係から、日本に入国して3ヵ月以内の端末の修理をできるように、現在体制を整えているところだ。近いうちにサービスを開始する。
- 海外端末の対応機種は、パーツの在庫の関係から日本で販売されている機種(上記修理対応機種)になる予定。
- 海外版を日本で使っているユーザーの対応については検討中。海外渡航客のサービス開始後に個別にGalaxy Harajukuへ相談してもらう予定。
- 修理は「故障の修理」であるため、「外装の色交換」といったサービスはしない
- 修理中は代替機を貸し出す。またGalaxy Harajukuの2階にあるカフェのクーポンを提供するので、そちらで休むことも可能。
- 修理受付はGalaxy Harajukuのオープン時間の11~19時まで。なおこれまで当日修理が間に合わず、翌日渡しとした例はない。
地下1階にはGalaxy Note9、S10、S10+のケースを自分でカスタマイズし、その場でプリントして無償提供するサービスも行なっている。つまり「端末の修理」だけではなく「端末のチェック無料」「画面保護フィルム無料」「ケース無料」と、かなり太っ腹なサービスを提供しているわけだ。
関本CMOはGalaxy Harajukuを「楽しい場所」としてユーザーに提供するだけではなく、「こんなに便利なんだ」「こんなに安心できるんだ」と思っていただける場所にしたいと考えているとのこと。そうやってGalaxyの世界観を知ってもらうことが、Galaxyのスマートフォンのファンを増やすことに繋がるだろう。
それではCSの心臓部ともいえる、修理センターの内部をお見せしよう。修理の流れは、まずカウンターで端末を受け付け、専用の箱に入れてから後ろにある修理センターに運ばれる。入口は専用キーでロックされ、内部は土足厳禁。スリッパに履き替えて入る必要がある。そして故障品をデータベースに登録した後、故障診断をしてからパーツを交換する。
パーツ交換のためには本体を専用の機械に挟んで熱をかけ、ディスプレー側と裏側(基盤側)を分離。その後ネジを外したのち修理すべきパーツの交換をする。その後は逆の手順で組み上げ、最後にPCに接続し専用アプリを使って本体チェックを実施。
簡単な作業であれば40分程度で終わるケースもあるとのこと。修理スタッフは一定の技術試験をクリアしており、修理を実際に見せてもらったが慣れた手つきで分解やパーツの入れ替えも手際よく行なっていた。
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