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第10世代Core「Ice Lake」と「Core i9-9900KS」が登場のインテル基調講演

2019年05月29日 13時45分更新

10nmプロセスの第10世代インテルCoreも登場

 コンシューマー向けのプロセッサーとしては、Coreシリーズがついに第10世代に突入。Ice Lakeのコードネームで開発が進められていた世代で、11のSKUが用意されているとのこと。

 スペックとしては10nm製造プロセスとなっており、第11世代のインテル製GPUを搭載。「AI処理能力は最大で2.5倍、グラフィック能力も最大2倍」向上しており、Wi-Fi 6にも対応したことで、ワイヤレスでの通信速度もアップしている。

Coreシリーズは2桁世代に突入

第10世代Coreシリーズの基本性能

第10世代Coreシリーズのウェハー

第10世代Coreシリーズには、11のSKUが用意されている

 すでに第10世代インテルCore iシリーズを搭載したPCもCOMPUTEX TAIPEIでは発表されており、ステージでもデルの「XPS 13」などが紹介された。さらにステージでは、AI機能を使った写真の処理や、特別なカメラなしで利用できるボディートラッキングを使ったトレーニングなどのデモも行なわれた。

アイスつながりか、平昌五輪のアイスダンスメダリスト、マイア・シブタニ選手とアレックス・シブタニ選手のペアが登壇し、第10世代インテルCore iを搭載したPCでのデモに参加していた

 製品ではないが、同社が提唱する「Project Athena」についての詳細も解説。

 Project Athenaは、インテルが以前に提唱していた「Centrino」や「Ultrabook」などと同じ取り組み。現在策定されている「Project Athena 1.0」では、パフォーマンスや応答性のほか、1日持続できるバッテリー性能、インスタントアクション、AI性能などが規定されている。

 Project Athenaにはすでに100以上の企業が参画しており、2019年のホリデーシーズンから準拠したPCが登場予定。リリースの時期からもわかるとおりProject Athena準拠のモデルは、基本的には第10世代インテルCore iシリーズを搭載したPCということになる。

新時代のPC普及の起爆剤となりそうな「Project Athena」

「Project Athena 1.0」の概要

ファーウェイを含め100社以上が参画している

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