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原因は「投資増大の結果」

VR音楽アプリ「MelodyVR」、2018年に約16億円の赤字を計上

2019年05月22日 19時15分更新

 2018年にリリースされたVR音楽アプリ「MelodyVR」が、同年に1130万ポンド(約16億円)の赤字を計上していたことが明らかになった。赤字の主な原因は「投資増大の結果」としている。今回の赤字にともない、MelodyVRはVRにくわえ、モバイル向け展開を進めることを決定している。この情報は同アプリを運営するMelodyVR社の親会社「EVR Holdings」が2019年5月9日に公開した決算報告書から判明したもの。

 MelodyVRは、VRでの音楽ライブなどが楽しめる無料(※一部コンテンツは有料)のVR音楽アプリ。一体型VRヘッドセット「Oculus Go」などに対応しており、ラッパーの「ザ・ストリーツ」や「ルディメンタル」といった有名アーティストのパフォーマンスを、360度で視聴することができる。

 決算報告書によると、2018年度におけるMelodyVRの収益は120万ポンド(約1億7000万円)となっている。MelodyVR社は、2018年内に総額で2000万ポンド(約30億円)を資金調達し、年度末には1900万ポンド(約27億円)が、現金と現金同等物という形で余剰資金となっていた。余剰資金はMelodyVRの開発と拡張に用いられる予定である、と同社は説明している。

 MelodyVR社は2019年1月、Oculus社の新デバイス(※おそらくOculus Questと思われる)にMelodyVRを対応させる計画が発表されているが、2019年5月現在、この計画が進行中か否かについては不明としている。

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