週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Core i7&GTX 1050、NVMe対応SSDで作業が快適!

狭額ベゼルでカッコイイ15.6型ノートPCが写真編集にいいぞ!

2019年05月21日 11時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII
提供: マウスコンピューター

NTSC比約72%のディスプレー採用
打鍵感のよいキーボードを搭載

ディスプレーはNTSC比約72%の再現能力を実現

 高性能なパーツを組み合わせたのではゲーム用パソコンと対して変わらないが、そこは映像作品を手がけるためのクリエイター向けマシンとしてDAIVブランドならではの特徴がディスプレースペックに現れており、DAIV-NG5510シリーズのディスプレーはNTSC比約72%の再現能力を実現している。

 NTSCといってもピンとこない人もいるだろうが、アメリカのアナログテレビ用の色域規格で、一般的なパソコン用ディスプレーで採用されているsRGBよりも色域が広く、Adobe RGBに近い色域を持つ規格だ。広い色域を持っているため精度の高い色確認が可能で、業務目的での使用にも役立つ。またDAIV-NG5510シリーズが採用しているディスプレーは色域が広いだけでなく、視野角も広いのが特徴だ。個人で作業するだけなら正面からしっかり見えていれば問題はないが、現場等で複数の人から確認をしてもらうような場合には、全員が一斉に正面に位置することは難しく、多少斜めから見ても正確に確認できるのは、仕事で運用する上でも便利だ。

 ノートパソコンのキーボードはデスクトップと違い、本体に直接備わっているため基本的に交換はできないので、使い心地は気になるところだ。DAIV-NG5510シリーズのキーボードは、バックライト機能やテンキーも備えている。キーのクリック感は強めで、打ち心地はかなりよい印象だ。押し込みの重さは少し重めだがストロークの遊びが少なく、入力されるポイントで確実な感触がある。トラックパッドはクリックボタンが一体化したタイプで、右上には指紋センサーが備わっている。

キーボードはテンキーを備えている。キーピッチは約18.82mmで、キーストロークは約1.4mm。遊びが少なくてクリック感をかなりはっきり感じる打ちやすいキーだ。配列はちょっと独特で慣れが必要かもしれない

キーボードにはバックライトが備わっている。付属するユーティリティーで配色の変更が可能だ。キー1つ単位での変更はできないがおおまかの4分割して配色を変えることができる

 配列は99キーと呼ばれるキー配列であまり聞き慣れないかもしれないが、これは英字キーボードでよく見かける配列だ。英字キー配列といってもちゃんと日本語化されているし、キートップには日本語もプリントされているので使用には問題はないが、一部のキー配列が独自のものになっている。

 左側のシフトキーの右隣には通常Zキーがあるが、DAIV-NG5510シリーズでは¥キーになっている、また_(アンダーバー、もしくはバックスラッシュ)がスペースキーと同じ一番下の列にあるほか、スペースキーの左隣がALTキーになっていて無変換キーがスペースキー右側の変換キーと一緒になっている。など、慣れが必要な部分ではあるが、実際にDAIV-NG5510シリーズを使用して本原稿の執筆作業をしている分には、あまり気になることでもなかった。

付属のユーティリティー「ControlCenter」でバックライトの設定を変更できる。キーボード全体を4分割して色を変えたり、アニメーションさせることも可能で、動くスピードも変更できる

ControlCenterではキーボードの発色を変更するだけでなく、ディスプレーの色合いも変更可能だ。標準設定のほかにゲーム、ビデオ、読書、カスタマイズが選択可能で、それぞれで細かく好みの設定が保存できる。個人的には写真の項目がなかったのは少し残念でもある

ControlCenterではWinキーを無効化したり、内蔵GPUよりもGeForce GTX 1050を優先的に使用するように設定することもできる

狭額ベゼルのため、カメラはディスプレーの下に備わっている

ACアダプターは小さめ。GPUを備えるノート型だとACアダプターが大きいイメージがあるがNG5510のACアダプターはかなり小さめだ

マウスコンピューター/G-Tune
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう