近年まれにみる接戦を制したのはパナソニックのフルサイズミラーレスだっ!!
速報!! 大激戦の「カメラグランプリ2019」大賞は「LUMIX S1R」に決定!!!
GWが終わるとやってきました、みんなのお楽しみ「カメラグランプリ」の季節です.
カメラグランプリは、みなさんも愛読しているに違いないカメラ・写真雑誌の編集部で構成されるカメラ記者クラブが主催する年に1度のイベントで、記者やプロカメラマンの投票によって、ここ1年間つまり2018年4月から2019年3月までに発売となった全カメラとレンズを対象に、優秀な製品を選考して表彰するものです.
結果が発表となりましたので、速報をお送りしましょう.
「カメラグランプリ2019」
「大賞」は
パナソニック「LUMIX S1R」に決定!!!
投票によって決定した「大賞」つまり2018年度に発売となったカメラのベスト1は、パナソニックのLUMIX S1Rに決定しました.おめでとうございます.やはり、まじめに最高峰をめざしたカメラ作りの結果ですね.
自分も、選考委員としてプロカメラマンのみなさんに混じって選考したのですが、今年はとてもたいへんでした.昨年秋からのニコン、キヤノン、パナソニックのフルサイズ・ミラーレス新機種投入に、対抗メーカーのハイエンドモデルなど、どれに投票すべきかとっても悩みました.
ちなみに、上位5機種はどうなっているのかというと、、、
1位 パナソニック 「LUMIX S1R」
2位 ニコン 「Z7」
3位 オリンパス 「OM-D E-M1X」
4位 キヤノン 「EOS R」
5位 富士フイルム 「GFX50R」
この順位を見渡して、感嘆すべきなのは、ベスト5がすべて「ミラーレス一眼カメラ」ということですね.2018年度はそういう1年間だったとあらためて実感します.
2位の「Z7」はニコンが発売したフルサイズ・ミラーレスのフラッグシップモデルですね.3位に入った「E-M1X」は、こちらもマイクロフォーサーズのフラッグシップモデルです.
そして4位にはキヤノンのフルサイズ・ミラーレス「EOS R」となったわけですが、これはたぶん、超軽量格安モデルの「RP」と票を分け合ってしまった結果ではないかと思います.
そして5位の「GFX50R」は、中判センサーを使いながらコンパクトを実現した、こちらもミラーレス一眼でございますね.選者のみなさんのキモチがよく現れています.
「カメラグランプリ2019」
「レンズ賞」は
ソニー「FE 24mm F1.4 GM」です!!
続いて「レンズ賞」のほうは、第一位がソニーの24ミリF1.4でございまする.ちららも、広角でF1.4を保持しながら、とてもコンパクトで写りも最高という,まだまだレンズは進化するんだと思わせる存在ですね.
こちらの上位5レンズはどうなっているのかというと、、、
1位 ソニー 「FE 24mm F1.4 GM」
2位 タムロン 「28-75mm F2.8 Di III RXD」
3位 キヤノン 「RF28-70mm F2L USM」
4位 オリンパス 「ED12-200mm F3.5-6.3」
5位 ニコン 「AF-S NIKKOR 500mm F5.6E PF ED VR」
2位のタムロンの28-75ミリはソニーEマウント用の明るいズームレンズですね.3位のキヤノンの28-70ミリは新しいミラーレスのEOS Rシリーズ用です.そして4位のオリンパスももちろんM4/3用ですから、1~4位はすべてミラーレス一眼用のレンズということになります.大賞同様にそういう時代なんですね.
唯一、5位のニコンの500ミリは一眼レフ用ですが、約1.5キロと大幅な軽量化を達成した望遠レンズです.Zシリーズ用のレンズがはいっていませんが、私もお気に入りの14-30ミリは4月発売となってしまったため、今回の選考には入りませんでした.
「カメラグランプリ2019」
「カメラ記者クラブ賞」は
リコー「GR III」と
タムロン「28-75mmF2.8」です!!
こちらはカメラ記者クラブのメンバーが合議で選ぶもので、レンズ賞の2位となったタムロンの28-75mmと、リコーのGRIIIが選ばれました.
ともに、高性能なのに小型軽量ということで、コンパクトカメラもまだまだ進化するポイントはあるんですよね.
「カメラグランプリ2019」
「あなたが選ぶベストカメラ賞」は
オリンパス「OM-D E-M1X」です!!
そして、ユーザーのみなさんの直接投票によって選ばれたのが、フルサイズではなく、M4/3のE-M1Xです.カメラ賞でも4位に入っていますからね.フルサイズ・ミラーレスブームへのユーザーからの反撃ともいえるのではないでしょうか・・・
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