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人間の視野特性を活用してレンズを配置

NTTドコモ、スマホ用の広視野角VRゴーグルを開発

2019年04月22日 13時20分更新

視野中心部と周辺部では異なる倍率のレンズを用いる(左)、視野イメージ(右)

 NTTドコモは4月17日、人間の視野特性を活用して高倍率のレンズを配置した「超広視野角VRゴーグル」を発表した。NTTドコモによれば、このVRゴーグルは「アクリル樹脂のレンズと筐体で構成されているため軽量で、安価に製造が可能」とのこと。

 スマホを装着してVRを体験するタイプのVRゴーグルは、従来のPC向け/一体型VRデバイスと比較した際、手軽にVRを体験できるものの視野角の狭さや画質などから来る「体験の質」が課題とされてきた。

 ドコモが開発したVRゴーグルは「視野の中心領域ではくっきりと、周辺部分はぼんやりと映像を見る」という人間の視野特性を活用し、従来の中心視野用の凸レンズに加え、その周りに高倍率の特殊構造レンズを配置。これにより「あたかもその場にいるかのような没入感のあるVR映像を体験できる」としている。

 今後、ドコモは本VRゴーグルを活用したエンターテインメント向けサービスの提供やライセンス提供を検討しているという。

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