Android OS搭載し、4K解像度のデバイス
VAIO Liberaには、65インチ、75インチ、86インチの3モデルがある。すべてが4K解像度。パソコンの細かな表示も見やすい。Android OSを搭載し、PCを接続することなく単体で動作も可能(ただしAndroid OSが、4Kをサポートしていないためアプリの表示はフルHD相当になる)。HDMI、VGA、Display Portと主要な入力端子を備え、無線による映像転送も可能。わずらわしいケーブルを接続することなくディスプレーに映像を映し出せる。
ホワイトボード機能は「EZWrite」アプリで使用する。指2本でタッチすることでフローティングツールバーが表示され、各種機能をすぐに呼び出せるようになっている。PCなどで映像を表示した画面のキャプチャーも可能で、その画像をファイルとして保存したり、ホワイトボード画面に貼り付けて、直接手書きすることもできる。
このホワイトボードは、複数ユーザーのスマホやパソコンで共有ができる。VAIO Libertaの画面に表示されたQRコードを読み込んだり、URLを打ち込むことで、手元の端末でその内容を参照できるのはもちろん、「InstaQShare」アプリを使ってスマホでも閲覧や書き込みが可能だ。さらに、会議室から離れた場所で、VAIOなどのモバイルノートを使ってビデオ会議に参加している人も、ホワイトボードの内容を閲覧できるので、外出先や自宅、リモートオフィスなどにいる場合も、会議室にいるのと同じ状況を逐次知ることができるのだ。
10人まで同時に書き込めるマルチペンに対応し円滑なコミュニケーションを実現。付属のNFCペンは、バッテリーが不要であるため、わずらわしい管理も必要ない。もちろん画面に直接手で描くことも可能だ。面白いのは、黒板消しのように、平たいもので触れれば、消しゴムとして認識される点だ。つまり、指先で触れればペン、手のひら全体で触れれば消しゴムという感じで直感的に利用できる。
実際に使ってみると、二本指のタッチでメニューが表示……など、いくつか簡単なポイントさえつかめば、あとはマニュアルなしで、どんどん操作を覚えられた。
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