既存カレーの課題を松屋がイノヴェーティヴに克服
満を持して、ごろごろ煮込みチキンカレーのご提案となるわけです。
訴求点を挙げていきます。“ごろごろ”という形容にふさわしいチキン、シンプルでありながらスパイシーなカレー、両者を結びつける具材の玉ねぎが完全に調和した聖なる三位一体。ごろごろ煮込みチキンカレーのクオリティーは、すでに高い評価を得ています。くわしくは自分が書いた過去記事をご参照ください。
松屋という全国に多くの店舗を持つチェーンにおいて、590円を支払うことで食べられると考えれば、インフラ性も高い。定期的に復活する点に関してはサステナビリティがあるといえるでしょう。
ごろごろ煮込みチキンカレーは、既存のランチの課題を解決するソリューションです。多様化に対しては、わかりやすい商品名と内容でダイレクトにアピール(「シンプル」)。価格の格差については、並盛590円とお求めやすい(「リーズナブル」)。コモディティ化には、チキンのボリュームとスパイシーなカレーというクオリティーで対応します(「ユニーク性」)。
また、「もっとおいしいカレーはある」「あんなもので満足しているのか」という声に反論しておく必要があります。「インフラレベルで普及した店で、価値の高い体験を気軽にできる」ことが、ごろごろ煮込みチキンカレーの圧倒的なバリューであり、競合他社との差別化にもなっていることを打ち出し、ランチにおけるイノヴェーションが実現していることを説明しておきましょう。
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