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現在最強の高性能コンパクト シャープ「AQUOS R2 compact」徹底レビュー

2019年04月08日 12時00分更新

【カメラ画質チェック】広角撮影で日中屋外や料理が得意

 メインカメラは広角22mmの2260万画素で、光学式手ブレ補正を搭載する。また、人物や料理、夕焼け、犬、猫などの被写体を認識して最適な写真を撮る「AIオート」機能も備える。

 実際に屋外、料理、夜景をオート撮影したが、屋外は広角レンズで広い範囲を撮影でき、それでいて解像感も良好だ。また、屋外と料理ともに、派手だと感じない絶妙な明るさと鮮やかさで撮影できている。コンパクトモデルのシングルカメラとしてはかなり優秀だ。

 ただし、AIオートは何故か夜景の設定がなく、夜景をキレイに撮るにはLEDフラッシュをオフに設定する必要がある。高感度センサーでそこそこの品質で撮ることはできるのだが、最近のライバル端末が搭載する夜景モードと比べると派手さが足りない。撮ったあとに少しコントラストを補正するといいだろう。

【結論】小型軽量で高性能、現在最強のコンパクトスマホ

 AQUOS R2 compactは片手で使いやすいサイズ感と軽さはもちろん、ハイエンド並みの性能と機能もしっかり搭載している。現在発売中のコンパクトスマホでは、総合性能でもっとも優れたスマホだ。また、発売から2年間、最大2回のOSバージョンアップの保証があるので、安心して長く使えるのもうれしい。

 また、ライバル端末と比較するとコンパクトさ、軽さ、高い性能と実用性の高さが際立つ。さらに、ヘッドフォン端子搭載に加えて前面に指紋認証センサーを配置するなど、コンパクトスマホ利用者の利用スタイルをよく理解したモデルと言える。

 ライバル端末と比べると夜景撮影機能がやや弱いが、それでも十分高感度なので問題と言うほどではない。ただし、気になるのは端末がソフトバンク版とSIMフリーモデルのみということ。現在ドコモやauと契約中のユーザーが機種変更する際には、SIMフリーモデルの「SH-M09」を選択することになる。初期設定など乗り換えのハードルは少し高くなりそうだ。

 なお、ソフトバンク版もSIMフリーモデルも、キャリア契約とのセット購入で、本体価格の割引やキャンペーン価格で安く購入できることが多い。もし端末を乗り換える場合は、割引やキャンペーン情報もしっかりチェックしておこう。


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