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青山スタートアップアクセラレーション×神奈川スタートアップアクセラレーション

東京と神奈川のベンチャー支援交流イベントが開催

2019年05月29日 06時00分更新

ビズリーチ代表取締役 南壮一郎氏(右)とイベント企画したモデレーター 村田茂雄氏(左)

 2018年3月6日、青山にある青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)にて、神奈川スタートアップアクセラレーションプログラム(KSAP)との初の合同交流会が開催された。イベントは招待制で、それぞれのメンターの人たちやアクセラレーションプログラムに採択された企業の人たちが参加。座席が足りなくなるほど交流会は大盛況だった。

 KSAP担当の小野潤平氏が登壇し、神奈川スタートアップハブ(KSH)について説明した。KSHの目的は、神奈川県で起業家コミュニティーを作り、企業が成長できる仕組みを作ることを目指している。地方では、起業家やベンチャーの人たちがみんな東京へ行ってしまう課題があった。その理由の1つとして、起業家コミュニティーがなかったり成長できる環境がなかったりするためで、KSHとしてはそこをサポートしていきたいとしている。

KSAP担当の小野潤平氏

 具体的には、起業家の創出と企業の成長の2つの視点で、3つの事業を行なっている。まず、起業家創出として、企業啓発イベントのスタートアップガイダンスの実施。企業の成長としてはアクセラレーションプログラムや2日間集中講座のキャンプを実施している。もう1つがKSAPというアクセラレーションプログラムだ。毎年応募のあった企業から10社ほどを選出し、約半年のプログラムに参加。成果を出している。

 一方、ASACのプロジェクトマネージャー會田幸男氏が登壇し、今回の交流の意義について「ASACの起業家とKSAPの起業家、そしてメンターの方々と戦ってもらいたいこと。もう1つはKSAPのメンターの方々は、ぜひASACのメンターにもなってもらいたいことです」と語った。

ASACプロジェクトマネージャー 會田幸男氏

 ASACは、5ヵ月間のアクセラレーションプログラムを実施している。現在第7期まで行なってきており、スタートは2017年の11月から。すでに65社(第7期を含めて)卒業しており、多数の企業が成長している。

 ASACとしてのミッションは東京から世界へ放るリーディングカンパニーを生み出すこと。最近は大企業のアクセラレーションプログラムは増えてきていて、5年から7年でイグジットを見据えた事業モデルをしようとする人たちと協業を進めるプログラムが多い。そこでASACは、投資家や大企業がすぐに協業は難しい起業家やベンチャーに対し、アクセラレーションプログラムの中で事業を磨いてもらい、協業や投資に結びつける支援している。

 今後は、起業家の方々からどんな人たちと組みたいのかヒアリングし、メンター以外の人たちにも集まってもらいイベントを開催するとした。

 イベントには特別ゲストとしてビズリーチ南壮一郎代表取締役が登壇。集まった起業家向けに経営アドバイスを語り、参加者は非常に刺激を受けていた。

ビズリーチ 南 壮一郎代表取締役

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