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コスパでRadeon RX 590&580に軍配か!?

Devil May Cry 5など最新ゲーム6本でビデオカードの最適解を探る!

2019年05月05日 11時00分更新

DirectX 12や高解像度など
高負荷で真価を発揮するRadeonシリーズ

 さて、今回テストを行うGPUは、先に挙げたRadeon VII、RX 590、GTX 1660 Ti、GTX 1660のほか、「Radeon RX Vega 56」(以下、RX Vega 56)と「Radeon RX 580」(以下、RX 580)、それに「GeForce RTX 2070」(以下、RTX 2070)、「GeForce GTX 1060 6GB」(以下、GTX 1060 6GB)の計8製品。つまり、ミドルレンジからアッパーミドルにおけるGPUの位置付けをハッキリしようというわけである。

 利用したグラフィックスドライバは、Radeonシリーズが「Radeon Software Adrenalin 2019 Edition 19.3.3」、GeForceシリーズが「GeForce 419.67 Driver」と、いずれもテスト時における最新バージョンとなるものだ。

 なお、CPUにはそれがなるべくボトルネックにならないよう「Core i7-8086K」を選択し、それ以外のテスト環境は表のとおりとなる。また、以下のテストにおいて、解像度は1920×1080ドット、2560×1440ドット、3840×2160ドットの3つを選択している。

テスト環境
CPUIntel「Core i7-8086K」(4.0GHz、最大5.0GHz)
マザーボードASUS「ROG STRIX Z370-F GAMING」(Intel Z370)
メモリーDDR4-2666 8GB×2
SSDSAMSUNG「SSD 850 EVO」(Serial ATA 3.0、500GB)
電源SilverStone「SST-ST1200-G Evolution」(1200W、80PLUS Gold)
OSWindows 10 Pro 64bit版(October 2018 Update)
ビデオカードRadeon【AMD「Radeon Vega 56リファレンスカード」(8GB)、ASRock「Phantom Gaming X Radeon RX590 8G OC」(8GB)、ASRock「Phantom Gaming X Radeon RX580 8G OC」(8GB)】NVIDIA【NVIDIA「GeFOrce RTX 2070 Founders Edition」(8GB)、ASUS「ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING」(6GB)、MSI「GeForce GTX 1660 GAMING X 6G」(6GB)、NVIDIA「GeForce GTX 1060 6GB Founders Edition」(6GB)】

 テスト方法は、Far Cry New DawnとForza Horizon 4についてはゲームに用意されたベンチマークモードを利用。それ以外は、実際にプレイし、1分間の平均フレームレートと最小フレームレートを「OCAT」(Version 1.4.0)および「Fraps」(Version 3.5.99)で取得している。

4K高解像度ではRadeon VIIがRTX 2070を圧倒

 まずは、Far Cry New Dawnの結果から見ていこう。Far Cry New Dawnはゲームエンジンに前作の「Far Cry 5」と同じ「Dunia Engine 2」を採用している。それゆえ、Far Cry 5と同様にRadeonシリーズへの最適化が進んでいるわけだが、Radeon VIIは1920×1080ドットこそRTX 2070と肩を並べているものの、解像度が上がるにつれて差を広げ、格の違いを見せつけている。とくに、3840×2160ドットにいたっては、Radeon VIIは最小フレームレートが、RTX 2070の平均フレームレートを上回っている点はかなりインパクトが大きい。

 また、RX Vega 56も安定してGTX 1660 Tiを上回るパフォーマンスを発揮しているほか、RX 590はGTX 1660と、RX 580はGTX 1060 6GBと、それぞれいい勝負を演じている。1920×1080ドットであれば、RX 580でも最小フレームレートが53fpsと、かなり快適にプレイできることは間違いない。

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