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須知高校の広大なキャンパスを活用した自然と農業体験キャンプ

 須知高等学校(京都府)の食品科学科は、「自然満喫! 学校で遊ぼう」というタイトルで、キャンパスの施設を利用した1泊2日のキャンプ企画を提案した。

 須知高校のある京丹波町はマツタケ、黒大豆、栗などの特産物が全国的にも有名で食の宝庫と呼ばれている。須知高校は15haの広大なキャンパスをもち、米や野菜、黒大豆、果物の栽培、家畜の飼育などをしており、さらに収穫物を使ったパン、乳製品、ソーセージなどの食品加工にも力を入れているそうだ。また、ポニーや羊の放牧場、広大な学校林もあり、学生たちで管理作業も行なっている。

 生産物は学校や地域のイベントで販売しているが、京都市内や全国での認知度は低い。少子化の影響もあり、生徒数は年々少なくなっているという。

 そこで、須知学校の認知を広めるため、食品科学科の学習内容を盛り込んだファミリー向けのツアー「学校でキャンプ! 夏たのしみ隊」を企画。初日はアイスクリーム作り、野菜収穫、薪割り体験、収穫物でバーベキュー、翌日は学校林の散策、放牧場で動物との触れ合い、ピザ作り、生産物の販売会などを予定。今後は、このプランを旅行代理店に提案し、バスツアーとしての販売を目指しているそうだ。

道の駅の商品をお取り置きできるアプリ「ざくろー」

 小諸商業高校(長野県)のチーム「カート女子」は、道の駅や商店街向けの買い物効率化アプリ「ざくろー」を提案。当初は、大型スーパー向けに買い物を効率化するアプリの開発を考えていたが、地域を活性化するために道の駅や地元の商店街向けに方向転換した。

 道の駅には、地域の特産品や収穫したばかりの新鮮な農産物が販売されているが、観光客にとっては、実際に店舗に行ってみないと何が販売されているのかわからなかったりする。アプリ「ざくろー」を使うと、事前に欲しい商品や地域から店舗を検索し、販売する商品の在庫や産地などが確認できるという。さらに商品のお取り置き機能も用意する。

 収益モデルは、契約した店舗からの広告料を月額500円に設定。1年目は長野県内限定でサービスの開始を目指すとのこと。

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