日本HPの「HP ENVY 15 x360」シリーズは、15.6型タッチ対応液晶ディスプレーと360度回転するヒンジを搭載した2in1 PCだ。利用シーンに合わせてディスプレー角度を調節することで5つのスタイルに変形して使用できるのが大きな特徴。プロセッサーにインテルの第8世代Coreプロセッサーを採用したモデルと、AMDの第2世代Ryzenプロセッサーを採用したモデルの2種類用意されているが、今回はそのうちAMDモデルの使い勝手やパフォーマンスを紹介していこう。
主なスペック | |
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製品名 | HP ENVY 15 x360(AMD) |
CPU | AMD Ryzen 5 2500U |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB HDD(7,200回転) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレー | 15.6型ワイド(1,920×1,080ピクセル) |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェイス | HDMI 2.0出力端子、USB3.1 Gen1×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen2×1(電源オフUSBチャージ機能対応、Power Delivery 3.0)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート |
本体サイズ/重量 | 幅359×奥行き245×高さ19~20mm/質量約2.11kg |
バッテリー駆動時間 | 約10時間 |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
洗練されたアルミボディを採用
日本HPの個人向けPCブランドの中でも、デザインや上質さを重視しているのが「ENVY」シリーズだ。外見の美しさだけでなく、素材や加工にまでこだわって質感を追求しており、いずれの製品も凛とした独特の佇まいを持っている。
今回試したHP ENVY 15 x360(AMD)も表面に梨地処理が施されたアルミニウムを使用しており、金属ならではの高級感や剛性の高さ、手触りのよさが感じられるボディに仕上がっている。細部のこだわりも相当なもので、スピーカーグリルのパンチングが幾何学的なパターンになっていたり、ヒンジ部分にダマスカス鋼模様があしらわれていたりするのがユニーク。本体底面もムダな凹凸やネジ穴がなく、非常にスッキリしているのが印象的だ。
本体カラーは、落ち着いたダークアッシュブラックが採用されている。黒系でありながらも色味を感じさせるカラーのため無骨さや重たさはなく、おしゃれなカフェでも気楽に取り出して使える。ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活躍しそうだ。
デザイン性を重視しているからといって、実用性や機能性をおろそかにしているわけではないのも高く評価できるポイント。インターフェイスはかなり充実しており、本体左側面に電源コネクターとUSB3.1 Gen1、電源ボタン、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、SDカードスロットを搭載。また、右側面には音量ボタン、USB Type-C 3.1 Gen2、USB 3.1 Gen1、HDMI 2.0出力端子が装備されている。このうち、USB Type-CはPower Delivery 3.0にも対応しており、データ転送だけでなく、PC本体の充電や外部ディスプレーへの映像出力なども行えるようになっている。
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