エントリーモデルながらDSDV対応はうれしい
背面のカバーは、プラスチック製でさらりとした手触り。ただし、カラーによっては光沢が強く、メタリック調だったり、ガラスっぽく見えたりするので、しっかり見比べて選ぶのが得策だ。
最近のスマホでは珍しく、背面カバーを取り外せて、電池パックの交換も可能。SIMはmicroサイズのSIMを2枚挿せて、独立したmicroSDスロット(最大128GB)も用意されている。前モデルのTommy3は、SIMを2枚挿せるが同時待ち受けはできないDSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)だった。Tommy3 Plusは、2枚のSIMで同時に待ち受けられるDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応し、しかも2回線ともにVoLTEを利用できるDSDVを実現している。これは大きなセールポイントといえるだろう。
カメラの画質も“お値段以上”
そもそも1万円台のスマホを買おうとしている人は、さほど性能や機能は求めていないだろう。されど、カメラの使い勝手や画質は気になるのではないかと思う。まずは、1300万画素のアウトカメラで撮ってみた。
結論を先に言えば、「1万円台でここまで撮れるとは」と感心するレベルだった。もちろん、ミドルレンジ以上のモデルに比べると、カメラの起動が遅かったり、シャッターのタイムラグが気になったりはするのだが、そこそこ明るい場所で景色や物を撮るには問題なさそうだ。ただし、暗い場所では手ブレが生じやすいので注意が必要だ。
インカメラは500万画素。背景をぼかして自撮りをすることができ、しかもボケの度合いを調節できる。手動で設定できるビューティー補正機能もあり、フラッシュも搭載している。インカメラの画質は、「ミドルクラスに近いか同等」と評価していいのではないかと思う。
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