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Energizerからは1万mAhの折りたたみスマホ! MWC19の5Gスマホを一気見

2019年02月28日 19時15分更新

MWC19の会場にはメジャーメーカー以外の5Gスマホも多数

 MWC19 Barcelonaの会場は、右も左も「5G」の文字ばかりが並ぶ、5Gの祭典ともいえるイベントだった。もちろん5G対応スマートフォンも各社から相次いで発表されている。

大手メーカー以外の5Gスマホの展示もあったMWC19

 メジャーメーカーでは、2月20日に発表されたサムスン「Galaxy S10 5G」に続き、ファーウェイ「HUAWEI Mate X」、LG「V50 ThinQ」、シャオミも「Mi MiX3 5G」がMWC19でお目見えされた。

 ところがMWC19の会場を回ってみると、発表会はなかったものの5Gのスマートフォンをあちこちで見つけられた。5Gは遠い未来の話ではなく、2019年に各国で続々とサービスが始まる「現実」のもの、ということをあらためて実感。ではそんな各社の知られざる5Gスマートフォンを紹介していく。

Alcatel「A7(2019)」

 こちらはモックアップでの展示。発売は2019年末から2020年を予定しているとのことで少し先。ディスプレーは6.5型フルHD+、アスペクト比は19.5:9。よく見るとフロントカメラが左上に埋め込まれたパンチホール型。CPUは不明だが8コアを搭載。バッテリーは4000mAhでGoogleアシスタント機能がビルトインされている。

アルカテル A7(2019)はモックアップを展示

 トリプルカメラを搭載し、それぞれ4800万+1600万+500万画素で、ワイドカメラは画角が117度と広い。またフロントのカメラは2400万画素とこちらも高画質。背面には指紋認証センサーも搭載されている。

背面にはトリプルカメラを搭載

nubia「mini5 5G」

 腕時計型スマートフォン「Nubia α」を発表したNubia(ヌビア)はコンパクト筐体の5G端末「mini5 5G」を展示。ディスプレーサイズは非公開なものの、6型以下で本体は片手でも楽に持てる大きさ。チップセットはSnapdragon 855で、5GモデムX50を搭載し、メモリは6GB、ストレージは64GB。

カメラは4800万画素+800万画素。5Gで対応するバンドはN77/N78/N79。発売時期は未定

背面はカメラが2つに指紋認証センサーが搭載される

ハイセンス「HNR701M」

 スマートホーム関連を展示していたハイセンスはショーケース内に5Gスマートフォンのプロトタイプ「HNR701M」を展示。ディスプレーは5.99型フルHD+。チップセットはUnisocのUDS710(オクタコア2.0GHz)。メモリー構成は4GB/64GBまたは6GB/128GB。そして5GモデムもUnisocのUDX710ということで、クアルコムのチップを使わない非常に珍しい5Gスマートフォンとなる。

 Unisocは低価格スマートフォンやタブレットにチップセットを提供していたSpreadtrumとRDAが2018年に合併して生まれた。5GはNSAとSAの両システムに対応し、バンドはN41/N78/N79に対応予定。発売時期は2020年の予定

マザーボードにはUnisocのSoCとモデムが並ぶ

Orange・5Gスマートフォン

 フランスを中心にヨーロッパやアフリカで事業展開している通信キャリアのOrangeは自社ブランドのスマートフォンを数多く出している。MWC19の同社ブースにはGalaxy S10 5Gとともに、ショーケースの中にOrangeブランドの5G端末の試作モデルが展示されていた。

 Orangeの5Gはフランスで今秋に開始予定で、そこに合わせての発売かもしれないとのこと。大手メーカーの5Gスマートフォンが1000ユーロを超える高価な価格帯のため、Orangeブランドの5Gスマートフォンは1000ユーロを切る価格として、5G端末購入の敷居を下げたいとの意向。

Orangeの試作モデル

OnePlus・5Gスマートフォンプロトタイプ

 OnePlusはMWC19にブースの出展はしていないものの、クアルコムブースにプロトタイプの5Gスマートフォンを展示していた。スマートフォン全体はカバーで覆われており、本体・ディスプレイサイズは見えないようになっている。背面も見ることができないために、カメラなどのスペックも不明。

 チップセットにSnapdragon 855を採用し、X50モデムを搭載する大手メーカーの5G機と同じ構成。クアルコムブースではサブ6GHzの電波を実際につかんでいたが、ミリ波などへの対応は不明。発売日はまだ決まっていないとのこと。

OnePlusの5Gスマートフォン

Konka・5Gスマートフォンプロトタイプ

 TVメーカーでもある中国のKonka(コンカ)は、ミッドレンジを中心にスマートフォンも展開。同社のブースはショーケースに入った5Gスマートフォンのプロトタイプが展示されていた。スペックは一切不明。発売は年末を予定しているとのことですが、販売先や価格も現時点では未定。

コンカの5Gスマートフォン

Energizer「Power Max P8100S」

 電池メーカーでおなじみのEnergizerブランドから、まさかのフォルダブルスマートフォンが登場。しかも5Gに対応する。同社のスマートフォンは中国メーカーのODM品が多いのだが、このP8100Sもどこかの中国メーカーの手によるものかも。モックアップのみの展示だったが、早くも大手メーカー以外からフォルダブル端末が登場するとは驚きだ。

 チップセットはSnapdragon 855、メモリ8GBにストレージ256GB。カメラは4800万+1200万画素でフロントカメラは2400万画素。ディスプレーは開くと8.1型(アスペクト比4:3)、閉じると6型(同18:9)となる。ディスプレーは外側に折れる方式のため、閉じたときにも使えるように背面片側にもディスプレーが搭載されている。そしてバッテリー容量は驚異の10000mAh。本当に発売されれば5Gスマートフォンの中で台風の目となるかもしれない。

Energizerもフォルダブル5Gスマートフォンに参入

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